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イスラエル政府、量子コンピュータ開発に2億イスラエルNewシュケル(約71億円)の予算を計上

Quantum Business Magazine 10 months ago


このプロジェクトは、MAFAT(イスラエル国防省研究開発局)とイノベーション・オーソリティによって発表され、2つのトラックから構成されている。1つ目は、イノベーション・オーソリティによる主導で、20量子ビットの量子プロセッサを開発するものだ。同機構は、コンソーシアムを形成し、民間企業や研究者から参加提案を募る予定である。このトラックでは、イスラエル以外の企業も参加可能であるが、そのためにはイスラエルに子会社を設立する必要がある。懸念点としては、プロジェクトの目標が、量子技術に関するイスラエル人技術者の育成と、イスラエルの知財開発であることがあげられる。



2つ目は、MAFATが中心で、産学の支援により国家的な量子能力センターの設立だ。このセンターでは、量子プロセッサのハードウェア、制御、最適化、アルゴリズム、インターフェイスなど、さまざまなレベルの開発を扱い、他国の企業に依存しない量子コンピュータの本格的な開発を目指していく。各省庁は、他国の輸出規制によって取り残されたり、量子技術の活用が妨げられたりしないよう、この量子独立能力を持つことが国家安全保障の問題であると考えている。



総予算の2億シュケルのうち、約1億4千万は政府、残りは参加企業で賄う予定だ。このプロジェクトに関する詳細は、エルサレムポスト紙とハーレツ紙の記事に詳しい。




※参考



◆MAFAT(イスラエル国防省研究開発局)


https://english.mod.gov.il/About/Innovative_Strength/Pages/Directorate-_of_Defense_Research_Development.aspx



◆エルサレムポスト紙の記事


https://www.jpost.com/business-and-innovation/tech-and-start-ups/article-696554



◆ハーレツ紙の記事


https://www.haaretz.com/israel-news/tech-news/.premium-israel-joins-latest-arms-race-quantum-computing-1.10615477

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