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Quantinuum、HSBCと共同で金融業界におけるQCユースケースを調査

Quantinuumは、世界的な銀行である HSBC と提携。金融業界にとって量子コンピューティングのいくつかの異なるユースケース例を探求すると発表した。HSBCは、約 3兆ドルの資産を持つヨーロッパ最大の銀行だ。最初のユースケースは、量子技術を利用して完全にランダムな暗号鍵を作成することで、サイバーセキュリティを強化するためのオリジナル製品を使用することである。


2つ目は、不正検知などの問題に対する量子機械学習(QML)の検討。データ分析によって、不正な取引が行われていることを示す可能性のあるパターンを検索する。多くの異なるパラメータが関係するため、量子コンピュータは、古典コンピュータよりも優れた仕事をするかもしれない。この研究では、量子ビットのルーティングと回路最適化のために、Quantinuum の TKETソフトウェアを使用する予定である。


そして、両社が探求する3つ目の分野は、言葉の意味を符号化する量子状態や量子プロセスを訓練するための量子自然言語処理(QNLP)の利用だ。顧客の質問に答えたり、テキストの類似性を検索するなどの用途に使用される。この研究では、エンドツーエンドの QNLPパイプラインの設計と実装を可能にする LAMBEQ と呼ばれる Quantinuumの製品が使用される。HSBC とのコラボレーションを発表した Quantinuum のプレスリリースは、こちらのリンク から確認できる。



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原記事(Quantum Computing Report)

https://quantumcomputingreport.com/


翻訳:Hideki Hayashi

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