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EeroQ、725万ドル(約10億円)のシード資金調達ラウンド完了

Quantum Business Magazine a month ago


EeroQは2017年に設立された。量子ハードウェアのスタートアップで、最近本社をシカゴに移している。彼らは、ミシガン州立大学とプリンストン大学の科学者が開発した電子オンヘリウムという比較的特殊な技術をベースに、量子ビットを開発している。彼らの信念は、電子オンヘリウムによるアプローチが、他の量子ビットのアプローチよりも優れているということ。量子ビットがより長いコヒーレンス時間、高速、より良い接続性、非常に高い密度、および半導体CMOS処理との互換性を持つからだ。これにより、1つのチップに数百万個の電子を搭載することが可能になり、スムーズにスケールアップできる可能性が高い。


この資金調達ラウンドは、B CapitalのAscent Fundが主導し、V Capital、Alumni Ventures、Unbound Ventures、Calibrate Ventures、Red Cedar Venturesが追加で参加した。EeroQはまだ開発のごく初期段階にあり、少数の量子ビットのための基本的な演算を最適化することに取り組んでいる。しかし彼らは、一度動作の最適化を行えば、非常に迅速に量子ビットの数を拡大することができ、以前から技術開発に取り組んできた他のハードウェアプレーヤーに追いつき、あるいは追い越すことができると信じている。電子オンヘリウム技術は、これまで研究者がほとんどいなかったが、EeroQは、この技術の主要研究者数名を迎え入れ、この技術に関する多くの特許やその他の知的財産の権利を持っていることを明らかにしている。このため、他社が彼らのやり方を真似ることは難しい。


単一チップは、それがどんなに優れていても、完全な量子コンピュータにはもちろんならない。エンドユーザーにとって真に有用なフルスタックとなるには、高度な制御電子機器、ファームウェア、ECCアルゴリズム、SDK、アルゴリズムライブラリ、古典と量子のハイブリッド統合などが必要だ。しかし現在、これらの要素はすべて、パートナーシップや買収などの手段で手に入れることができる。今のところ、EeroQは、最大の利点を生み出す可能性のある基本的な量子ビット技術に力を注いでおり、その他の要素については、今後の課題としている。


EeroQの技術に関する詳細は、同社のサイト を。また、同社チームメンバー数名によって発表された技術論文 を参照。

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