IonQ社、第3四半期の決算を発表

上場企業になることのデメリットには、経営陣は四半期ごとに決算情報を開示し、金融アナリストからの質問に答えなければならない点がある。簡単には答えられない質問もあるだろう。また、競合他社に未公開企業では聞くことのできない業務内容や、業績について洞察を与えることもある。

しかし、IonQは株式を公開したことで、今週、最初のアナリスト・コールを行い、2021年9月30日までの四半期の業績を開示した。


第3四半期の売上は234千ドル(約2,700万円)で、第2四半期の売上93千ドル(約1,070万円)に比べて150%を超える増加となった。

しかし、費用は大幅に増加し、第3四半期の研究開発費は第2四半期の547万ドル(約6.3億円)に対して618万ドル(約7.1億円)。一般管理費は第2四半期の290万ドル(約3.3億円)に対し420万ドル(約4.8億円)を含む670万ドル(約7.7億円)であったが、販売・マーケティング費用は第2四半期の871千ドル(約1億円)に対し128万ドル(1.47億円)であった。第3四半期の純損失は、第2四半期の990万ドル(約11億円)の損失に対し、1,470万ドル(約17億円)。


現段階での四半期業績はしかし、当社の長期的な展望を理解する上であまり意味がないことを指摘しておく必要がある。同社は、第4四半期の売上高を10万ドル(約1,150万円)から120万ドル(約1.4億円)、通期の売上高を150万ドル(約1.7億円)から170万ドル(約2億円)と見込んでいる。

そして、年末までの予約額を1,570万ドル(約18億)から1,590万ドル(18.25億円)と予想している。これは、9月に発表した予想予約額を従来の500万ドル(約5.7億円)から1,500万ドル(約17億)に引き上げたことに続き、2度目の引き上げとなる。

また、IonQは当四半期に5億8,700万ドル(約674億円)の現金を保有していることを明らかにしており、今後数年間、黒字化するまでの間十分すぎるほどの現金を確保していると考えている。


さらに第3四半期の発表では、当四半期に達成した技術的およびパートナーシップに関するいくつかの成果を紹介している。

詳細については、IonQ社の「Q3 Financial Press Release」を参照。

https://ionq.com/news/november-15-2021-ionq-announces-third-quarter-2021-financial-results


(円換算は2021年11月17日現在)


※参考

◆IonQ社

https://ionq.com/


◆9月に発表した予想予約額

https://quantumcomputingreport.com/ionq-forecasts-2021-contract-bookings-to-be-15-million/


(翻訳:Hideki Hayashi)


提供:Quantum Computing Report

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