12回目、堀田昌寛さんの
「入門 現代の量子力学 量子情報・量子測定を中心として」
を読んでいきます。3章の問題から4章にゆきます。問題で3章の伏線回収ということでしょうか。
あまり明確には本文で触れてないですが、SU(N)の生成子を作ってゆく問題もあります。解答はさらっと
書いてますが、ちゃんと補完しないとよく理解できません。つまりSU(N)の生成子を自分で作ってみることが
重要です。そうすることでやっと理解できました。ちなみにSU(3)の生成子はゲルマン行列と呼ばれるようですね。
2準位系のブロッホ球のN準位系への拡張があまりきれいでない、ということも問題および本文にでてきます。
密度行列は単なるエルミート半正定値です。これはトレースを1の条件を外すと、錐になります。自分自身と双対の関係にあり、エルミート半正定値行列の構造はとてもきれいに見えます。
しかし密度行列という立場から見ると結構どころじゃなく大変複雑な構造をしてることが分かっています。なんとなく(じゃなくてとても)汚い。
cf. https://arxiv.org/abs/quant-ph/0301152
つまり錐だけでみてるだけじゃわからない構造があるということですね。
これが終われば4章です。
体調回復中により、もくもく会遅れるかもしれませんが、なるべく頑張ります。
17:00-から部屋を開けてもくもく会やります。目的は、予習復習質問です。18:00-から通常です。
- Zoomによる読書会です。19:00ちょっと前に終わることが多いです。
- https://twitter.com/NakataMaho/status/1414056604840841217 の正式なアナウンスです
- 対象は量子コンピューティングや線形代数の知識がある程度あること、です。
- 想定予習時間は1-2時間です。
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読書会に関する質問などを受け付けます(2021/7/27変更)。
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