こんにちは、量子コンピュータを毎日やっていますが、最近の傾向は量子ソフトウェア全滅です。
各社の宣伝は素晴らしいですが、内情はあまり使い物になりません。だから宣伝するんでしょうが。。。
やはりおすすめは大学との産学連携でしょうか。ほぼ企業単体で収益を立てることはあと10年は厳しそうに見えます。
これまで8年収益化を目指してコツコツやってきましたがあまり大きな進展はありません。
・量子化学 むり
・量子金融 むり
・組合せ最適化 むり
・量子機械学習 むり ← new!
となっています。じゃあ、欧米の最先端企業の皆さんはどうしてるのとなると、量子手じまいが流行ってます。
Xanaduはちょっと方針転換。機械学習は厳しそう。
XanaduのCEO、Christian Weedbrook氏は、同社の計画について興味深い情報を発表しました。同社の焦点をPennyLaneソフトウェアから、フォールトトレラント量子コンピューティングに移したというのです。
https://www.quantumbusinessmagazine.com/post/review-quantum-australia-2022-conference
Googleのムーンショット量子機械学習チームは解散し、SandboxAQに。ただし古典機械学習と古典耐量子暗号がメイン
https://www.quantumbusinessmagazine.com/post/sandboxaqs-product-strategies
1Qbitは量子コンピュータによる量子化学部門をスピンオフして古典機械学習やシミュレーションにシフト
https://goodchemistry.com/good-chemistry-company-secures-seed-funding/
Qu&Co.は冷却原子企業と合併
https://quandco.com/news/merger
Rahkoは米国のベンチャーに吸収される
GAFA各社やIBMは論調控えめ、クレジット配布で一生懸命ユーザー発掘をしています。
状況としては結局2020-2021年あたりにNISQへの失望が現実となり、結局ダメでした。
小銭稼ぎはいいんですが、結局爆発的な伸びは全く期待できない状況です。
ということで弊社もコツコツ人材育成には精を出しながら、なんかほかのことを考えます!以上です!