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第4回量子コンピューティングEXPOを終えて。量子の冬の中の行進。

Yuichiro Minato

2023/10/27 22:54

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こんにちは。2023年の10月25から27まで千葉県幕張メッセで第4回量子コンピューティングエキスポが行われました。弊社も毎年1回目から出展をしますが、今回も出展ををいたしました。 継続は力なりといいますか、最初からきちっとやり遂げるつもりであれば、こうしたような展示会一つ一つ顧客や新規の興味を持った方々への情報発信や提供機会と言うのを大事にしたいと考えています。

はい、前回から聞いて知っている人からするとかなり展示会は縮小したなと感じたと思います。実は弊社を含めてブースは5つしかありませんでした。 そんな中できちんと継続してブースを提供できている事は非常に重要だなと感謝とともに、次回の春次回の秋も同様のサイズで出すことが決定していますので、ぜひ量子コンピューティング業界に参入したいと言う企業様はお声掛けください。ぜひ展示会で商談の機会を増やしたいと思います。

今回は入り口のすぐの所毎回、実は量子コンピューティングエキスポは非常に良い場所をとっていただいております。そのため、きちんと主催者の方々にはお返しをしなくちゃいけないと思っています。今回もエスカレーターの手前のところで非常に良いところで作業させていただきました。

1番手前はTOPPANデジタル様、その横が量子ICTフォーラム様、人・夢・技術グループ様そしてオキサイド様、かわさき新産業創造センター様が並んでいます。中央には私たちブルーキャットのブースがありましたが、何しろでかくてたくさんの共同出展者いたため何の場所かわからなかったと言うような会社さんや来場者が多かったようです。 実はカーペットの色が弊社の青色カラーになってるのは、初回の一回から共通となっています。 今日の出展者様からはの設置費用として11,000円をいただいております。 次回からは33,000円に値上げしようかなと思っています。 こうした金額できちんと量子コンピュータ業界とアクセスできると言うような登竜門的な場所というのはなく、量子コンピューターの展示会としてほぼ唯一ですので、非常に大事な機会かと思います。年2回のこの機会を大事にして、売り上げ利益のために株主そして取引先様の利益のために働きたいと考えています。

今回の印象として、来場者から1番聞かれたのは、やはり量子コンピューティングエキスポ自体の規模が小さいと言うことです。もし今回私たちが出展していなかったら大変なことになっていたと言うことで、ブルーキャットエキスポではないかと言うような声を5回聞きました。 もちろん私たちが良い場所をあてがっていただいているのは、初回からきちんと継続的に出展をしており、初回はほんと 非常に小さなブースで、ポスターもほとんどないような状況からスタートし、だんだんとサイズを大きくしていったと言うところが大事かと思います。こうした展示に関しては、やはり主催者との継続的な関係が非常に重要となっています。

来場者数はどうだったかというと、実はその点はかなり多かったです。 導線がメタバースやブロックチェーン、XRなどの他の展示会へと行くような導線上にあるため、必然的にすべてのブースの人通りが多く、非常に多くの商談をすることがあり、三日間ほとんど暇がありませんでした。実際には非常に混んでいたため、待っていただいた方がたくさんいたようですが、この全て対応できず名刺をいただいて後日対応というのが多くありましたまた。官公庁や一般企業のような実際に商談を持っていただいてるような方が多く、以前に比べると非常にスムースに商談をすることができたと感じています。やはり、具体的に直接相談ができる場所と言うのを持つことができる、そして他の会社と比較できるというのが非常に重要で多くの収穫がありました。 出展していたすべての企業が感じたことかと思います。具体的な商談そして金額の回収ができるのがこの展示会の良いところです。その分具体的なアプリケーションやサービスを準備する必要があり、そうしたものをいかに訴求するかというのが重要です。 そうした意味で、わざわざ千葉県の海浜幕張まで来ていただいた方々と言うのは、非常に多くの商談の機会を持っていただいていると感じています。また主催者でも大変感謝したいのですが、隣がAIエキスポだったで、かつソニーブースでしたので非常にたくさんの人がいました。

それでは展示を振り返ってみたいとおもいます。ぜひ各社様にも展示会レポートを出して欲しいところです。

1. blueqat

2. 人・夢・技術グループ

3. シンデン・ハイテックス

4. ビジュアルテクノロジー

5. OQC

6. Cliffhanger

7. システム計画研究所

8. ビネット&クラリティ(Vignette & Clarity)

9. アーク情報システム

10. Citynow Asia

11. 一般社団法人日本量子コンピューティング協会

12. キングテック

13. DEVEL

14. エクイニクス

15. つくば半導体量子コンピュータコンソーシアム

16. Quantum Computing Report 日本版

17. ノアソリューション

18. マクニカ

19. ディー・クルー・テクノロジーズ

20. 東海クラリオン株式会社

弊社は最後にします。

**まず、**人・夢・技術グループ様です。

パネルはデータセンターについてでした。今回の量子コンピューティングエキスポでの1つのテーマとなっていたのがデータセンターです。量子コンピューターは現在量子コンピューターと既存コンピューターのハイブリットで利用するタイプが非常に人気になっています。 後ほどご説明するエクイニクス様やOQC様は、そうしたデータセンターへの量子コンピューターの導入を進めており、非常にこの件に関してもデータの保存性やオンプレなどの速度に関しての問い合わせが多かったです。そうした中、人・夢・技術グループ様でも、こうしたデータセンターへの参入と言うことでパネルがありまして、非常に大事なものかと感じました。

展示以外にも結構自社の展示をされていて、そこではかなり多くのプロジェクトを紹介されていました。特にうちの会社でも一緒に進めているものとして、飛騨高山のPoCプロジェクトがあり、観光地へと量子コンピューティングを使うと言う試みは、現在の日本の政府の方針としても合致しているんじゃないかと言うことで非常に期待を込めています。

次に、シンデン・ハイテックス様です。

現在弊社で行っている資金調達シリーズA(年末〆切)に参加いただいており株主となっていただきました。今回発表していたソリューションは今回の展示会の中でも12を争う位人気がありました。場所はTOPPANデジタル様の目の前だったのですが、TOPPANデジタル様も同様に耐量子暗号と言われる量子コンピュータに対して耐性のある暗号のソリューションの展示を行っていました。今回シンデン様は、ICTK社は2001年に設立されましたIoT分野に於けるセキュリティ技術専門のFabless企業であるICTKの製品を紹介していました。

サービス概要

・ PUF基盤セキュリティーチップの開発・生産・供給、Chip関連セキュリティーFirmwareとS/Wソリューションの開発。

・ 量子暗号関連のセキュリティーソリューション開発・供給

・ 量子暗号VPNサーバと関連S/Wソリューションの開発・供給。

大変人気がありずっとひっきりなしに人が出ていました。

次にビジュアルテクノロジー様です。

こちらは前回からもう出ていただいております老舗のHPC関連企業となっていて、今回も多くのコンピュータ向けのソリューションを発表されていました。特に多くの量子コンピューティング関連のソリューションを主に企業や研究向けに提供していると言うことです。 アニーリングとゲート両方のソリューションを備えていて、かつオンプレを得意とすると言うことで、こうしたお客様弊社の方でも大変増えております。やはり企業の研究所等はデータを外に出せませんので、こうしたアニーリングなどのサービスはAPIや外部、特に海外などに出すことがほとんどです。また量子コンピューターなども海外にあることが多く、データを必然的に出さなくていけないと言う状況を非常に嫌います。そうした中、手元の環境だけで量子コンピューティングが完結するため、こうしたNECのカードやGPUなどを使って計算をすると言う事は非常に需要が高まっています。

こうしたオンプレだけのサポートだけでなく、結構人気があったのは講習会です。 量子コンピューティングというのは入り口から重要ですから、こうしたオンプレを使った場合、どうやって使うかサポートが欲しいという中、量子アニーリングや量子ゲートなどの講習会も提供していると言うことで、こうした安価に講習会をやっているところは珍しいですので、非常に重要かと思いました。

ビジュアルテクノロジーさんは老舗ですし、お客さんもたくさんいらっしゃいます。そうしたお客様にこうした最新の量子コンピューティングのソリューションをスムーズに提供できると言うのは非常に重要かと思いました。多くのお客さんが興味を持っていながらも、こうしたソリューションへ移行できないと言う所に関して、既存持っているマシンをそのまま利用して、量子コンピューティングができると言うソリューションの提供が広がる裾野が広がる活動だと思っています。弊社の方でビジュアルテクノロジーさんと一緒に学会に行って発表しましたが、やはりまだまだ量子コンピューティングの認知度が低いです。そうした中、こうしたNECのカードやGPUを利用して、量子ゲートが使えると言うソリューションの提供はスムーズに導入ができるため非常に重要だと感じました。

次にOQCさんです。

こちらは、イギリスの超伝導と呼ばれるタイプの量子コンピューターを提供しています。 現在提供しているのはルーシーと呼ばれる量子コンピューターになっています。今後東京の有明にトシコと呼ばれる最新型の量子コンピュータが設置されます。これによりより一般の方や企業が量子コンピュータを利用しやすくなると言うふうになります。現在の量子コンピューターの業界では、確かにクラウドサービスで提供しているとは言っているものの、実際に使いやすいサービスはアマゾン社だけとなっています。他の企業のサービスは非常に敷居が高くなっていて、一見では申し込みはできません。そうした中、こうしたルーシーなど、アマゾン社のサービスに乗っかっている超伝導量子コンピュータは、AWSを契約していればすぐに使えます。 一見公開されているようで実際にはどこから申し込んでいいのかわからないような量子コンピューティングサービスに対して敷居が高いと言うような意見は非常に多く聞かれました。また実際には多くの多角的な経営の中で他の付き合いとして、そうした量子コンピューターお付き合いで使っているんだであると言うような大手企業の意見を聞くことができました。そうした場合には、現場の社員のモチベーションは低くなりがちですので、実際に積極的に量子コンピュータを使いたいと言うような前向きな意見が必要であると言うような 雰囲気でした。

こうした中、イギリスを代表するベンチャー企業が気軽に利用できる量子コンピューターと言う形で提供を始めています。今回の特徴は完全商用となっていて、東京有明のデータセンター内に商用として設置されます。一般的には量子コンピューターは、研究用途などで研究室などに設置されることが多いのですが、こうした商用のデータセンターに設置することで、手持ちのサーバと閉域内で接続することができます。 後ほどご紹介するエクイニクスさんのデータセンターを利用することにより、既存の企業が商用サービスとして利用している環境そのもので、量子コンピューターを利用することがついに日本でもできるようになりました。これにより商用化の予算の上に量子コンピュータを載せることができますので、より多くのビジネスで使っていただけるのではないかと感じました。

我々blueqatは特にあんまり大きく進む方向性以外は主体性はありません現在はアマゾン社のパートナー企業として主にアマゾンブラケットを利用して量子コンピューティングの計算をしています。展示会中多くあった質問としてたくさんの種類の量子コンピューターもそれぐらいの特徴と得意とする領域は違うんですかと言うことがありました。もちろん違います。私たちは現在イオントラップを使って計算をすることが多いですが、超伝導使うことによって異なるタイプのアプリケーションの特徴を使うことができます。今回の決算に出展していただきそして多くのアプリケーションなどの今後のユースケースを探す必要があると思います。 それもOQCのマシンを使ってユースケースを出したいと思います。

次にCliffhangerさんです。

今回は量子コンピューティング業界でマテリアルインフォマティクスが流行りそうと言うことで、MI関係の展示をされていました。 今回の量子コンピューティングとは関係ないようなことが多かったので、ちょっとお客さんが少なかった気がします。

次に****システム計画研究所様です。

今回初の出展となりました。今回はアプリケーション中心で出されていたのが印象的です。 今回の展示会の中で結構重要だったのがこのアプリケーション分野となっていて、今回の展示ではかなりのお客様が事前に量子コンピュータの情報を習得していました。特に最近は多くの書籍やニュースなどで量子コンピューティングを見かける機会が非常に多いと思いますので、多くの知識を持ってらっしゃるお客さんが多かったです。その中でも今回システム計画研究所様の方ではアプリケーションを展示されていたので、非常にそこのところは重要だったと思います。

創業45年、AI、医療情報、画像処理、宇宙・制御、通信・ネットワークの分野を中心領域とし、

ソフトウェアとシステムの設計開発を行っています。

高度技術を強く志向し、付加価値の高いコンピュータシステムを構築します。

近年ではAI分野に特に力を入れており、実現可能性検証からシステム開発まで承ります。

https://www.isp.co.jp/

https://wazalabo.com/

展示内容・サービス概要

量子アニーリングを活用した3D Bin Packing Problemのシミュレータを展示いたします。

シミュレータで効率的な荷物の積み付けを計算することで、物流の効率化を実現できます。

一定数のお客様は、こうしたアプリケーションの活用やネタ集めをしていらっしゃる方が多かったです。そんな中で今回の展示会で弊社のブースの中でアプリケーションの展示をしていた企業はそう多くはありませんでした。多くのお客様が量子コンピューティングに関しての知識が既にある中で、次に何かしらアプリケーションを実用化したいと考えているときに、こうした展示が非常に重要となってきます。なので今回もそうしたお客様でどうしてどういう風に使えるのかと言うような質問に対して、すぐにシステム計画研究所様のブースを紹介することができました。

アニーリングの最適化を利用した積み荷のシュミレーターを展示していました。さすがだなと思ったのがきちんとインターフェイスやソルバーまできちんとつないでその場でリアルタイムの展示ができていたことです。私たちの企業はちょっと怠けて、パネルだけと言うところも多かったのですが、やはり当たり前ですが、きちんと動くものを提示するというのが非常に重要だと感じさせていただきました。 やはり多くのハードウェアなどの企業やサービス企業にとって、実際にアプリケーションとして使っていただいてるお客様が増えると言う事は非常に重要です。かつ国の戦略としても、そうしたユースケースの発掘と言うのを重要視していますので、今回の積み荷シミュレーションのようなものと言うのは非常に重要かと思いました。なので多くのお客様に訴求できたと言うところで、初回の展示にして大成功だったのではないかなと思っています。

展示会と言うのは積み重ねとなりますので、一回だけ展示してもすぐには結果は出ません。継続的に出展することにより展示を複数年で回っていらっしゃるお客様からの信頼を得ることができます。きちんとこのようにアプリケーションを発展させていくことを非常に期待しています。

次はビネット&クラリティ(Vignette & Clarity)さんです。

こちらの企業さんはもはや常連です。しかも毎回量子コンピュータと全く関係ないことを展示されています。しかし毎回人気があります。今回は画面の前を通るだけで着せ替えになるようなAIシステムを展示していました。やはり多くの方が画面の前を通ることにより、インタラクティブに動作するようなシステムを大変楽しんでいたと言うことで、展示会の主目的である集客と言うのを達成していました。 売り上げを達成しているかどうかわかりません。 今回の展示会の前に、渋谷のWeWorkでも同様の展示をしていたのですが、同じように人気がありました。

今回、 実は別のシステムも展示していました。こちらに今後は非常に期待感をさらにかけています。今回もう一つ展示されていたのかゲームです。最近流行っているLEDビジョンと言うものがあると思います。よく街中の店頭や展示会などでLEDの立て看板のような大きなものがあると思います。そうしたLEDを制御してゲームを行うと言うことをしていました。具体的には恐竜が木とか鳥を飛び越すゲームをやっていたのですが、それをLEDビジョンで展示しています。

https://vigne-cla.com/7-47/

頑張ってハイスコアを出しました。今後の展示会ではよりLEDスクリーンの活用などをしていきたいと考えていますので、引き続きビネクラには協力をいただいて非常に多くの発明をしていただきたいと考えています。

次にアーク情報システム様です。

アーク様も実は非常に老舗です。こうした量子コンピューティングの展示に根気よく出展していただき、毎回少しずつ量子コンピューティングのアプリケーションが改良されていきます。アニーリングとゲート両方ができる上、今回はHHLを利用した構造計算などを行っていました。 また、展示会での出展者同士との交流によってコラボレーションも生まれていると言うことで、実際にハードウェアの販売とソフトウェアの販売などをセットで行うということが増えています。他社様と一緒にコラボレーションをしてソフトウェアを売ると言うことを進めていらっしゃると言うことなので、非常に展示会を継続して出されていた意義があるのではないかと感じています。

今回の展示会の中で非常に多くの問い合わせがあったのが実は流体計算です。流体計算はもともと多くの計算リソースを消費しますので、そうした計算を効率化したいと言う要望が非常に多くありました。量子コンピューティングを利用して流体計算をしたい場合には、量子ゲート方式を利用する必要があります。最近のニュースでは、イギリスのロールスロイスがイスラエルのクラシックと共同で流体計算のシミュレーションを量子コンピューティングで行ったと言うニュースが出ています。 結構構造解析や流体計算のような既存の計算機での課題な計算量が必要な分野において量子コンピューティングの注目が高まっているということがわかりました。こうした中アーク様はどちらかと言うとアプリケーションよりですので、こうした計算を中心としたソリューションの提供を行っているため流体についても多くのお問い合わせいただいてると思います。こうした地道な積み重ねが大きなソリューションへとつながっていくタイミングを見ました。

Citynow Asiaさんです。

こちらはベトナムと佐賀と東京を中心に活動されていて、 今回は初の出展でした。 以前一緒にウェビナーを行ったことがあり、その際にも量子コンピューティングにおける需要なども見ることができました。今回はプラットフォームとしての紹介などの他に、アプリケーションなども作られていたので、展示の内容としてはかなり今回の展示の中でもハイレベルであったと思います。 まだまだこの量子コンピューティング業界、参画企業が少ないですので、継続してそうしたプラットフォームやアプリケーションのプロモーションをしていただけると大変盛り上がるのではないかと思っています。

日本だけでなく、東南アジア全域において、これから量子コンピューティング自体がだんだん普及してくると思います。日本国内もかなり苦労していますが、会社もかなり増えてきましたし、東南アジアに限らず、多くの国において量子コンピューティングはまだまだ会社が足りていませんと言うことで、英語もできる企業と言うことで期待をしています。 企業の多くは英語に関して苦手意識があり、なかなか進んでいません。

一般社団法人日本量子コンピューティング協会さん

こちらも非常に人気があったパネルかと思います。 多くの方が量子コンピュータを始めたい、会社内の教育や企業内での認知等を進めたい。また個人の方がフリーランスで始めたい、また学生が就職で進めたい、そうしたすべての方の注目集めていたのが、この日本量子コンピューティング協会のパネルです。

https://www.jqca.org/

日本量子コンピューティング協会は、すべての方の入り口として今回の展示会,そして自体の展示会以降も非常に重要な役割を持つと感じました。私たちのような専業の会社はだんだん値段が高くなってきていますので、入り口として企業が身に付けるべき量子コンピューターの非常に基礎的な知識と言うところに関して、コストをかける必要はないと僕は考えています。 ため、今回だけでなく、次回以降も非常に重要だと考えています。

キングテックさん

こちらもかなり精力的に発表をされていました。特に最近人気があるのは弊社とも一緒にやっているGPUの貸し出しとなっていて、NVIDIAのGPUを使ったcuQuantum以外にもアニーリングタイプのGPUソリューションやLLMなどの大規模言語モデル等のチューニング、その他にも暗号資産関連での計算など、様々な用途でのGPUの貸し出しを行っており、弊社でも1番お世話になっている会社さんです。

最近では、量子コンピューティングのみならず、high-performanceコンピューティングのサーバーソリューションが非常に重要となっています。エクイニクスさんやOQCさんなどと取り掛かっているサーバーソリューション等、こうした大規模なマシンの管理やメンテナンスなども大変重要な課題となっています。そうした中経験豊富なキングテックさんに大変お世話になっています。

GPUサーバーを安定して稼働させるというのは非常に重要で、メンテナンスにも非常にコストや手間がかかります。そうした中多くの企業がこれからGPUを使っていくに際して、クラウド経由での活用と言うのは非常にコストがかかるものです。自社でのオンプレでのGPUのメンテナンスに関して非常に困ってらっしゃるお客様も非常に多いと思います。私たちではこうした実際のGPUのマシンを取り扱っており、そうしたものを管理すると言うのも非常に重要です。

量子コンピューティングは、機械学習におけるGPUの活用と言うのは非常に広がっており、最近では演算だけでなく、ネットワークやストレージなども連携が重要になっていますので、ぜひお世話になってきたいと思います。

DEVELさん

比嘉くんはまだ博士課程の学生なので、会社の運営とこうした量子コンピューティングの取り組み、そして研究開発非常に忙しいと思います。展示に関しては以前から出していた機械学習や量子コンピューティングのプラットフォームと言うものを出展されていました。最近では日本量子コンピューティング協会で量子コンピューターのゲート方式の講座が開始されました。 そこではやはりDEVELのプラットフォームを利用して教育を行うのが良いのではないかと言う意見が出ていて、実際に使われていました。また、僕が出して いる新しい本においても、DEVELの新しい量子コンピューティングプラットフォームを利用しています。 展示自体も何年も継続して出しているのでかなり大変だと思いますが、ようやく実ビジネスにおいてだんだんと実がついてきたと言うふうにして、量子コンピューティング業界におけるプラットフォームビジネスと言うのは非常に時間がかかるものなと言うのをDEVELを見ていても思います。

最近は機械学習に関しても非常に仕事が増えていると思うので、そうした量子コンピューティングと機械学習療法を行っている企業と言うのはバランスを見るのが非常に大変だと思います。社長自体が20代でめちゃくちゃ若い企業なので、まだまだ数十年頑張れると思うので、大変期待しています。

エクイニクスさん

めちゃくちゃ混んでました。最近の量子コンピューティング業界では、量子コンピューターとhigh-performanceコンピューティングをハイブリットで利用するのが大変流行っています。全世界でこうしたタイプのサーバールームが設置されていますが、多くは企業内や大学研究所内での設置となっていて、こうした形でデータセンター内での設置と言うのは非常に珍しいです。 エクイニクスさんではデータセンターを提供していますが、今後こうした形で量子コンピューターやGPUを中心とするhigh-performanceコンピューティングを積極的に設置することに於いて、多くの企業が研究開発やビジネスでの活用を行う際に、閉域もしくはインターネットを介したネットワーク、そしてこうしたマシンを管理するってな非常に大変ですので、データセンターを活用したソリューションは大きく伸びると思います。

今回は、OQCさんのマシンと弊社のGPUソリューションを組み合わせた形での提供を考えていらっしゃると思います。弊社でもエクイニクスさんのサーバーセンター内に弊社のマシンを置いて運用と言うことが決まっていますので、今後は売り上げ、そしてネットワーク作りに大変貢献していきたいと考えています。

つくば半導体量子コンピュータコンソーシアム

これは実質的に自社のサービスなのですが、半導体を利用して新しい量子コンピューターを開発しています。今回意外ですが、この半導体を利用した量子コンピューターのパネルはかなり目立たないところに設置していたはずなのですが、かなり多くの問い合わせを受けました。半導体を利用した量子コンピュータは、既存の半導体製造装置を使って作ることができ、既存の半導体製造工場を利用することができます。現在ニュースになっている多くの量子コンピュータは超伝導方式と呼ばれるものですが、この半導体方式は、既存のチップを改造して作るものです。

半導体における特徴で特に問い合わせが多かったものは冷却温度やサイズです。冷却温度がそんなに低くないため、冷凍機のサイズを小さくすることができるため、最終的にマシンのサイズを小さくできると言うのはこの半導体方式の特徴です。かつ量子ビットの大きさが超伝導1,000,000分の1とサイズが非常に小さいので、たくさんの量子ビットを1つのチップに詰め込むことができます。また、制御系に関して多くのマシンを冷凍機内に設置することによってワンチップ化を行うことができ、最終的には冷凍機内で全てが完結し、それ以外にはノートPC 1台あれば制御ができる状態を目指しています。

これまではこうした半導体技術の発展が遅れていたため、量子コンピューティングに関して半導体を利用すると言う事はあまり現実的でないと言われていましたが、2023年現在こうした半導体技術が大幅に発展しているため、量子コンピューターを作れるようになってきたため、最新の予定では数千量子ビットを2027年程度を見越していると言うようなロードマップとなりました。

Quantum Computing Report 日本版さん

こちらは以前弊社が運用していましたが、独立して運用となりました。メディアですので中立性が重要ですよね。実際独立してからX等での広まりやアクセス数なども増えていると思います。また、運営が独立してかつ米国等と連携していますので、非常に安定してきているのではないかなと感じています。今後は研究者や企業など多くの生形にメディアを通じて量子コンピューティング業界の現状を伝えていってもらいたいと思います。

https://www.qcrjp.com/

もともとは日本での量子コンピューター関連のメディアが少なかったと言うことで、立ち上げここまで数年運営してきました。非常に多くの個人会員や法人会員などがいらっしゃって大変活躍していると思います。有料会員の場合には、投資目的や法人会員の場合には事業目的での入会が多かったです。今後アメリカとの連携が強化され、有料記事に関しても強化されることを期待しています。

ノアソリューションさん

大変お世話になっている企業さんの1つです。最近では組合せ最適化問題に特化したアニーリングソリューションを提供されており、CPU及びGPUにおいて量子ビットを増やしています。意外と量子アニーリングの需要は企業から多いのですが、最近ではこうしたアニーリングを撤退する企業も増えており、なかなかサービスとしての提供は安定してないと言う状況があります。 その中で大規模なGPアニーリングというのは大きなプロジェクト大小問わず小さなプロジェクトも含めてたくさんあります。こうした中で弊社では現在量子アニーリングは行っていませんので、ノアソリューションさんのシステムを採用させていただいております。

ノアさんの特徴は、ソルバーと言われるアニーリング部分の解くためのシステムを提供されている。そしてアプリケーションとしてのインターフェースを含めた統合的なアプリケーション開発を行うことができるというのが特徴的でした。なのでフルスタックでの開発ができると言うことで非常に重宝できると思います。

また、量子アニーリング量子コンピューティング以外でも、LLMの独自カスタマイズを提供されており、ノアGPTと呼ばれる言語モデルを利用した企業のマニュアル等を言語モデルに入れ込むようなデモも行われていました。、技術力が高い企業さんなので、大変期待が高いです。

マクニカさん

マクニカさんは、以前NVIDIA社と3社共催で量子コンピューティングとGPUのイベントを行いました。今回はAI TRY NOW PROGRAMと言うGPUを利用したソリューションのトライアルを行うためのプラットフォームを紹介されていました。

https://www.macnica.co.jp/business/semiconductor/manufacturers/nvidia/products/143484/

期間は2週間で無償となっているので、大変人気のサービスです。 マクニカさんはこの展示会で近くに非常に大型のブースを出されていました。今後もエヌビディアなどのGPUの需要は非常に高いと感じさせるものとなっていて、大手企業でもGPUを活用したいと言う企業様は大変問い合わせが増えています。 しかし実際にはどうやってGPUを利用すれば良いのかというのがあまり大手の企業の内部でノウハウがないというのは非常に聞きます。また、GPUは非常に高価なものとなっていますので、どのように活用すればいいのかというのがあまりわからないと言うような声も聞きます。

そうした中で、AI TRY NOW PROGRAMに関しては、こうしたGPUを無償で利用して、企業のGPU利用の促進を補助するようなものとなっています。そのため、量子コンピューティングやAIなど様々な場面においてGPUを利用することができると思います。

マクニカさんは今注目の企業でありますので、非常に来場者数も多かったです。

ディー・クルー・テクノロジーズさん

こちらではアニーリング対応のFPGAボードを出展されていました。ハードウェアは非常に目立ちますので、展示として非常に通路から目立っていました。かつ最近ではアニーリングを撤退する企業さんも多いので、やはり提供側がちょっと足りないと言うのは現状あります。その中で真っ正面からFPGAボードにおけるソリューション提供と言うことで、オンプレだけでなくクラウドを想定した形での提供は非常に需要があるのではないかなと感じました。

https://d-clue.com/products/qalmo/index.html

現在実はアニーリング関連のフロントエンドのツールが減っています。事業化と言う観点で考えると、企業としてきちんとアニーリングを提供している企業はだいぶ減っていると言う印象があります。その中でフィックスターズさんのAmplifyなど、非常に完成度が高いものも出始めています。 こうしたアニーリングのボードに関しても、今後フロントエンドの統合を含めたアプリケーション提供と言うところがしばらく社会実装としても活発化するんではないかと考えました。ぜひ垂直統合、もしくは水平分業におけるアニーリングの業界の維持に貢献していただきたいと感じました。

東海クラリオン株式会社さん

こちらは最後の最後で滑り込みで参画していただきましたが、実は当日かなりの説明の時間をこの東海クラリオンさんのシステムサービスについて時間をさくことになりました。 使い提供していただいたのは自動運転システムですが、低速での利用を想定した後のせ自動運転システムと言うことで利用の想定されるシーンを限定した形で、安価にかつ簡易的に自動運転システムを提供すると言うものになっています。

https://www.tokai-clarion.co.jp/yadocar-i/

最近特に量子コンピューティングを利用した実例づくりというのが非常に業界でも話題となっています。量子コンピューターに関する投資は3年ほど前から活発化しており、最近では特に出口戦略を求められることが多いです。その際にやはり必要なのは実例となっていて、量子コンピューティングに関して優位性があるような問題を探すのは非常に重要となっています。こうした後のせ自動運転システムに関してはGPSやLiDARを使った簡易的なものとなっていますが、こうしたものと組み合わせることにより量子コンピューティングの活用範囲と言うのは非常に相性が良いのだなと感じました。

ちょっと、次回から時間が空いてしまいましたが、次回レポートを書いていました。今回は非常に多くの出展企業がいたため、大変レポートを書くのにも時間がかかってしまいました。次回はできれば少しずつ変えてみたいですが、春に東京ビックサイトでの開催が決定しています。次回は30社程度の出展を目指したいですね。今回よりもさらに盛り上がってほしいと思っています。以上です。

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