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本格的な実用化はまだ先と考えられていた量子コンピューターが、ここにきて急速に進化しています。大手IT企業が量子コンピューティングのクラウドサービスを相次ぎ展開するなど、ビジネスの動きも活発です。製造業や物流といった分野で早くも応用に向けた成果が出てきました。
近年の量子コンピューターの進化に大きく寄与しているのは、エラー訂正技術の発展です。米IBMや米Google(グーグル)が完全な量子エラー訂正につながる革新的な技術の開発に成功し、実用化の最大の課題とされてきた量子エラーの克服が視野に入りつつあります。独自技術に強みを持つ米QuEra Computing(クエラ・コンピューティング)や米英Quantinuum(クオンティニュアム)などスタートアップの活躍も光ります。
この量子コンピューターを一般の企業が手軽に使えるようにするためのプラットフォームを巡る争いも激しくなっています。中心的なプレーヤーは、米NVIDIA(エヌビディア)や米Microsoft(マイクロソフト)です。HPC(高性能コンピューティング)やAI(人工知能)を活用し、効率的に量子コンピューティングを利用できるクラウドサービスを展開しています。生成AIと同じ構図が量子コンピューティングでも構築されつつあります。
量子コンピューターが進化し、手軽に利用できる環境がそろったことで、産業応用に向けた事例も急速に増えています。製造業や物流で効率化に用いる取り組みが出てきたほか、化学や金融でも実証が進んでいます。
そこで今回は、量子コンピューターの進化を支える最新技術や、業界の勢力図、産業応用事例などについて解説します。量子スタートアップを経営し、業界に詳しいblueqat(ブルーキャット)代表取締役の湊雄一郎氏と、NIKKEI Tech Foresightの佐藤雅哉記者が議論します。
開催日時
2025年2月4日(火) 12:10~13:00(日本時間)
会場
オンライン開催(NIKKEI LIVE)
価格
- 電子版有料会員 無料
- NIKKEI Tech Foresight会員 無料
- 一般 無料
主催
日本経済新聞社
問い合わせ
NIKKEI LIVE事務局