お世話になります。以前は工夫してアルゴリズムを作ってキー操作を最適化することでスーパーマリオの1-1をクリアすることをしていました。今回はD-Wave社から2020年の10月に最新版のAdvantage System1.1が出たということで、より楽に計算をすることができました。
以前との違いは、
1、以前は2000量子ビットのサイズだったのでサンプリングの最大数が2000。
2、足りない分は問題分割アルゴリズムとの組み合わせで解く必要があった。
3、今回は特に考えることなく、5000だけで問題分割なしで解ける。
早速見てみましょう。
通常アルゴリズムは何かしら時間のかかる作業を効率化するために行います。
しかし時間が許容内で、作業が完了するならアルゴリズムはあまり深く考える必要がありません。
今回は2000量子ビットから5000量子ビットに増えたことで、操作を探索するパラメータの空間が広がったため、直接スーパーマリオをアルゴリズムなしでサンプリングのみでクリアできるようになりました。頭を使わず力技だけで問題が解けるのはとてもいいです。
丁寧な仕事はいらないから、高速サンプリングだけで配列を取り出したい要望は世の中にもありそうなので、今後も力技でいきたいと思います。
こちらは求めたいコスト関数の分布で、右側ほどが欲しい値になっていて、特に何も考えずに1-1をクリアする解が求まりました。
以上です。