こんにちは、まったく新しいD-Waveの使い方を発表しました。
すでにスマートフォンアプリとしてリリースしていますので、興味ある人は見てみてください。
仕組みはシンプルです。これまで数独を解くアプリはたくさんありましたが、数独を作るアプリはあまりありません。人間の手で作らなくても、自動で問題がたくさんできればたくさん楽しめますよね。作る手順を今回紹介します。
1,マス目が空の状態で制約充足問題を解く
2,数独の答えが先に生成される
3,数字をいくつか固定して問題を作る
4,複数回解かせて答えが一つなら採用。データベースに保管。
5,繰り返す
これにより現在250,000以上の問題が自動生成されています。
仕組みを見てみます。問題生成はD-Waveマシンやイジングシミュレータを使ってできます。スマートフォンアプリはFlutterを使いました。DartコードでiOSとandroidがつかえます。問題をやり取りするインターフェイスは今回はGraphQLを利用しました。AppSyncを通じてリアルタイムで問題が共有されます。
生成過程は時間がかかります。20秒から数分かかりますので、ユーザー体験を損なわないようにリアルタイム性を確保するためにひと工夫必要です。
生成と検索を分けることで、リアルタイムで検索を行い、生成モデルで作ったデータをストレスなく検索できますし、生成過程では昼夜問わず計算を続けることでずっと問題を生成し続けることができます。
これらの仕組みは広告自動生成からゲームまでコンテンツを必要とする分野すべてに利用できる新しい技術で、すでに提供をしていて実証実験も完了しています。ぜひ興味ある人は問い合わせてみてください!以上です。