はじめに
整数計画問題と呼ばれる問題をQAOAを使って組合せ最適化問題で解いてみます。
コスト関数
コスト関数は下記の通りです。Sx=bという条件を満たす制約条件が1項目で、問題となる方程式を満たすのが2項目です。
例題
早速下記のような例題を解いてみましょう。
を満たすとき、
を最大にするようなベクトルxをもとめる。
blueqatで解いてみます。
次に早速問題を解きます。opt.optmは数式からハミルトニアンを自動分解してQUBOをつくってくれます。上記式でBのハイパーパラメータを2にしてみました。
from blueqat.wq import *
result = Opt().add('(3*q0+2*q1+q2-3)^2+(5*q0+2*q1+3*q2-5)^2-2*(q0+2*q1+q2)').qaoa()
print(result.most_common(5))
#(((0, 1, 1), 0.8571008889203714), ((1, 1, 0), 0.08134053938905932), ((0, 1, 0), 0.031757569458734695), ((1, 0, 0), 0.011712997948251888), ((1, 0, 1), 0.010846834513550044))
(((0, 1, 1), 0.5857063424383061), ((1, 1, 0), 0.23649832912124985), ((1, 0, 1), 0.10538525347336665), ((0, 1, 0), 0.037863564579929794), ((1, 0, 0), 0.017425335432638765))
こたえは011がでてきました。こちらが答えです。
x1=0,x2=1,x3=1となりました。以上で整数計画問題が解けました。
アニーリングで
答え合わせしてみます。
Opt().add('(3*q0+2*q1+q2-3)^2+(5*q0+2*q1+3*q2-5)^2-2*(q0+2*q1+q2)').run()
#[0, 1, 1]
[0, 1, 1]
こちらも大丈夫そうです。