こんにちは。量子コンピュータはアルゴリズムなどの技術だけでなく、それを産業応用するための仕組みが必要です。blueqatでは、研究開発と産業化を明確に分離し、並行して運用しております。
事業開発はblueqat社を中心に弊社のパートナー企業やクライアント様と並走して産業化を進めるためのツール群を開発し、ご利用いただいております。また、研究や人材育成などに関しては東京大学理学系研究科・理学部に寄付講座が立ち上がりましたので、そちらの運用指針に従って進めてまいります。
研究は国際的な論文誌をはじめとして、研究成果を外部公開する、学生の教育と人材育成、企業向けの社会人講座やシンポジウムなどの運用です。
一方、産業化・実用化は、加速する量子技術を社会に還元するソフトウェアの仕組みを提供してまいります。blueqat社では今年多くの量子コンピュータ向けのアプリケーションをローンチ予定です。弊社だけでなく、パートナー企業からも多くのアプリケーションが登場予定です。
基盤となるのは、blueqat cloudおよび企業向け高性能有料版のblueqat cloud proです。これらには、クラウドにて量子コンピュータアプリケーション開発向けのツールを順次投入しております。現在中心にあるのが、弊社が独自に開発を進めているblueqat SDKと呼ばれるソフトウェア開発キットです。こちらは量子ゲート方式とアニーリング方式に両対応し、アニーリングからゲートへの変換なども対応しております。
量子コンピュータのソフトウェア開発はテストを通じて実機へ投げる必要があります。AWS社のAmazon Braketとの連携をAPIを通じて実現しておりますので、すぐに投げることができます。間の変換を取り持つトランスパイラの開発も日々進行していますので、どんどん便利になります。
実機を利用するには料金がかかりますので、そちらはblueqat creditで管理されております。また、すべてのサービスをシームレスにストレスなく利用するためのblueqat accoutもユーザー認証基盤として利用しています。
最近では量子コンピュータを利用したスマートフォンアプリやウェブアプリなどのローンチをしております。これらはblueqat appsとしてライブラリ化され、blueqat storeを通じて販売や配布がされます。
また、クラウド基盤は演算だけで成り立つものではありません。計算データを容易に格納するDBサービスを準備しております。
これらの機能を統合することで企業はこれまで以上に簡単に量子コンピュータのソフトウェアやアプリケーションを構築し、共有することができます。ぜひご期待ください。以上です。