量子コンピュータに参入したいという企業さんは、ソフトウェアはだんだん敷居が下がってきて参入が活発化していますが、ハードウェアはまだまだ敷居が高い状態です。今回は既存の企業が非常に量子コンピュータのハードウェアに参入しやすい仕組みを作りました。具体的には次世代の量子コンピュータの技術を統合し、試作機をつくり、それを発展させていきます。参加企業は現在の半導体産業を中心に非常にわかりやすい形で参入が可能です。すでにいろいろ進んでいます。
試作機概要は、第一弾が2022年に19インチサーバーラック2台構成。第二弾は2023年に19インチサーバーラック1台もしくはデスクトップサイズを目指します。以前弊社では2018年に独自の超伝導量子ビットの開発に成功しており、そのノウハウをもって、一社でとりかかるのではなく、今回はサプライチェーンを中心にチームを組んでいきたいと思います。
方式はすぐに計算は厳しいですが、汎用型ゲートマシンで、シリコンスピン量子ビットで進めます。
これにより全世界のデータセンターへの量子コンピュータの導入が加速し、ハードウェア・ソフトウェア共に実装が加速するものと思われます。今回のプロジェクトは、弊社でハードウェアの販売やクラウド提供を行うものではなく、マイルストーン的マシンとして国内企業の参入を促すのが目的となっています。以上です。