Nobisuke
Dekisugi
RAG
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2024/10/09 03:15
先日の「量子コンピュータ受託事業の終了」に関する記事には、多くの反響をいただきました。ビジネス面での判断として、期待感に基づいたインパクト投資の観点からは一定の投資が集まる業界であることは理解していますが、それでは事業化や純投資の観点での価値を生み出すことは難しいと判断しています。私たちが目指すのは、単なる期待感ではなく、確実な価値を創出する事業の構築です。今こそ、自社の強みを活かし、新たなステージへ挑むタイミングが訪れています。
一つの大きな指針となるのは、ノーベル物理学賞を機械学習が受賞したことです。この事実からもわかるように、物理学と機械学習は非常に親和性が高く、両者の融合によって生まれる新たな可能性には無限の広がりがあります。特に、最新の生成AI理論、特に拡散モデルにおいては多くの物理学の知見が応用されています。私たちは、こうした生成AIと量子計算技術の融合をさらに加速させ、次世代のAI技術を牽引する立場を確立します。
具体的には、自社での技術開発を優先し、生成AIや量子計算に関する最新の技術を論文発表などを通じて積極的に発信していきます。また、顧客の皆様にはこの最新技術を先行的に共有し、彼らのビジネスに直接的な利益をもたらすプロダクトを順次発表してまいります。技術はすぐに実用化され、売上に直結する形で提供されるため、私たちはこれからの数年間で飛躍的な成長を目指しています。
さらに、弊社の強みとして他社に真似できない取り組みが進行中です。現在の半導体ファブリケーション技術を利用した、最新の量子コンピュータの開発に取り組んでいます。これにより、従来の高価で巨大な量子コンピュータとは異なり、安価で小型、そして高性能な量子コンピュータを実現することが可能です。開発方式としては半導体に絞り、その他の方式についてはパートナー企業の協力を得て、弊社クラウドを通じて提供します。このアプローチにより、コストを抑えつつ、最高の性能を発揮する次世代コンピュータを市場に投入します。
戦略の一環として、データセンター事業も進めています。自治体や企業との連携を強化し、現在弊社が運用しているマシンやクラウドサービスを共同で提供する体制を整えています。これにより、5年間にわたって運用してきたクラウドサービスをさらに拡張し、より高性能で低コストな生成AIや量子技術を活用したサービスを提供できるようになります。自治体や企業のニーズに即応する形で、これからのデジタル社会を支えるインフラを築いていきます。
私たちは、量子技術と生成AIの可能性に挑み続け、未来のビジネスを創造するための力を最大限に活かしていきます。
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