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blueqatの仕事と働き方

Yuichiro Minato

2023/11/08 23:15

最近少しずつ人も増えてきて、仕事も増えてきているので、弊社の仕事を紹介したいと思います。本当は社員の方から紹介していただければ良いのですが、皆さん忙しいので代わって社長が紹介します。

まず我々が行っている領域は、量子コンピューティングと言われる領域と機械学習と呼ばれる領域です。俗にいう量子コンピュータとAIと思ってもらって構いません。仕事内容は特に手元のノートPCからおこないます。弊社ではデータセンター内に設置されたGPUや量子コンピューターを利用して問題を解きます。多くの社員はそうしたマシンへのアクセスを許可されており、場合によってはスパコンを使い、そうしたものを利用して、計算を行います。

作るのは、ソフトウェアや機械学習モデルと呼ばれるもので、最近は特に機械学習のモデルを作ることが多いです。量子コンピューターであっても、量子回路と呼ばれるものを利用して、機械学習のモデルを作ると言うことには変わりはありませんので、基本的に業務は使うマシンが普通のコンピューターか量子コンピューターかの違いはありますが行っている業務の内容は同じです。

ちょっと前までアプリケーションやサーバーサイドの実装なども多かったのですが、最近はとにかく機械学習のモデル自体が需要があり、それのパフォーマンスや構築というのが中心となっています。実際にこうした機械学習モデルを構築する際に、量子コンピューターを利用する際には量子回路と呼ばれるものを作ります。 量子回路は1量子ビット、2量子ビットゲートを組み合わせて、特定のアルゴリズムに応じてソフトウェアを作ります。 基本的には全世界から社員が集まりますので、社内の公用語は現在では完全に英語になっていますが、時々日本語で会話する人もいますが、なるべくたくさんの人が理解できるように、すべて社内のチャットは英語となっています。最初は戸惑ったかもしれませんが、慣れてくればChatGPTがありますし、基本的にフルリモートですぐに翻訳機能が使えますので、現在ではみんなスムーズにコミニケーションをとっています。

リサーチャーもおりまして、基本的には東京大学を中心とした研究チームが東京大学で学習をしたり、講義をしたり、研究をしたり、または自宅を好む方は日々論文を読んで実装したり、レポートを書いたり というのが基本的な業務です。エンジニアは基本的には手元のPCもしくはデスクトップのPCを利用して、古典コンピューターもしくは量子コンピューターの計算を行うというのが基本的な業務です。Pythonを中心としてライブラリを叩くような仕事が多く、また低レイヤーに関しては、そこまで言語にはこだわりませんが 高速な仕様が実現できれば特に制限はありません。 最近ではGPUを利用した高速化と言うのを行いますか低レイヤーの言語を触ると言う事はだいぶ減っているように思います。何しろPythonを使って機械学習のフレームワークをいじるだけでもかなり大変だと言うような現状があります。

会社自体の特徴としては、数学や物理などがめちゃくちゃできる人たちが揃っています。国内の大学としては東京大学や旧帝大を中心とした物理学や数学出身な方々が多くいます。また海外の大学出身者も半分くらいいて、イリノイ大学、ハーバード大学、インド工科大学など多くのアメリカや海外のトップ校が在籍しており、数学や物理に関してはハイレベルな質問や議論は日々行われているので、そうした環境が好きな人はぜひいいのではないかと思います。

他の充実してない面としては教育があります。結構個人個人のプレイが重要なので、全く面倒見が良くないというのが特徴です。なので自分で学習できない人はかなり厳しい状況になります。 最近では給与は成果とかなり出ていますので、入社時点で使用期間から給料が上がらない場合にはあまりメリットがないように感じますので、きちんと継続的に成長できる方が望まれます。

また結構問題なのが、学生時代や社会人などで一生懸命勉強して知識のストックがある場合。そうしたものを活用して仕事をしようとしてもなかなかうまくいかないというのがあると思います。何しろ本質的に数学や物理がきちんとできる人たちが揃っているので、新しい理論をすんなりと受け入れて、勉強しなくても理解できてしまうというのがあります。 なので、過去の知識のストックや過去の知識の積み上げで勝負しようとする人はほとんど通用しないと言うことが出てきますので、その点リアルタイムに臨機応変に対応できるような人材の方が生き残れるのではないかと考えています。

そうしたほったらかし個人主義、そして成果主義の社内となっていて、今後どのような組織体制になっていくかというのは未だよく分かりませんが、現場はPythonでの機械学習モデルデータ処理、そして量子コンピューターを利用した量子回路モデル を扱って、high-performanceなモデルやソフトウェアが作れる人が優遇されています。

現場仕事としていないのが営業です。現在弊社ではこうしたモデルの作成等の理系の作業がほとんどでほとんど営業活動がありません。逆にこうしたソフトや発信が多いため、営業がなくても仕事が多いというのが特徴です。そのため、何かしら自社のサービスを覚えて売ると言う活動はほとんどなく、現在こうした営業活動は、弊社の株主を中心とした企業にお任せしているため、弊社内では営業職はありません。 営業っぽい立場の方はいますが、物理学出身者なので、どちらかと言うと技術兼営業と言う感じになります。

本社は渋谷にあり必要があれば営業や打ち合わせで行きます。ただ全員が集まる事はかなり厳しいので、基本的には対外的にコミニケーションを取るメンバーのみが来ることになりますが、基本的に現在はほとんどの人が来ません。ほとんどの人は毎日のレポートやエンジニアリングが忙しいので、通勤の時間や移動の時間をかなり嫌がります。そうした意味でほとんど通勤通学は東京大学の本郷のほうになり、本社の渋谷のほうはあまり来る人がいません。あと特徴としてエンジニアリングが多く、ただストレスとしてはどこまでにあるか分かりませんので、お酒を飲んだりみんなで食事をすると言う機会もなかなか少ないと思います。なので会社として数ヶ月に一度 みんなで集まって食事をする機会を設けていますが、まぁそこまで盛り上がるものではないかなと思います。普通の食事会で普通に量子の話をしたり、趣味の話をしたりしています。

個人的には、量子コンピューター自体のソフトウェアの仕事はそんなに急激に需要が伸びるものではないと思います。現在、私たちでもそうした物理や数学ができる人のエフォートを機械学習にさいています。そうすることでみんなハッピーに仕事ができています。以上です。

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