こんにちは、量子コンピュータの本格産業化の熱を感じますよね!今回はサーバーセンター向けの小型量子コンピュータ開発のための周辺技術開発についてです。
まずはGoogleのこちらの記事をご紹介します。
On the Path to Cryogenic Control of Quantum Processors
Thursday, February 21, 2019
https://ai.googleblog.com/2019/02/on-path-to-cryogenic-control-of-quantum.html
簡単に言うと量子コンピュータを制御するのに、量子ビットの近くに制御回路を入れないと将来的にはスケールしないので、3Kの低温で動作する2ミリワットの消費電力の1mm*1.6mmのCMOSコントローラをGoogleが量子コンピュータ向けに2019年に開発したという記事です。これは超伝導量子ビットもシリコン量子ビットも共通化と思います。弊社では小型のサーバーセンター向けの量子コンピュータの開発を加速していますので、シリコン量子ビット向けを考えています。
もちろん当初はコントローラが冷凍機の外に置かれてもいいのですが、早期の産業化を考えると早期に低温コントローラの開発が必要になります。産業化において低温コントローラーをリスクを取って開発するという企業も少ないとは思いますが、興味ある企業様を募集します。
上記Googleでも1量子ビットの制御がやっとなので難しい技術だと思うので、少しずつ国内でも発展していければと思います。開発する企業がなさそうでしたら、来年は弊社も予算をつけて開発を進めたいと思います。以上です。