生成AIと量子コンピュータを取り巻く環境は、かつてないスピードで進化を続けています。私たちはこの変化に迅速に対応し、次世代にふさわしい強靭で柔軟な組織を構築するため、組織改革をさらに進めていきます。
その基盤となるのは、最新のクラウド環境、極低温半導体設計環境、そして次世代の量子コンピュータ・AI 技術です。従来の大規模で負担の大きい体制ではなく、よりコンパクトで機動力のある組織へとシフトし、収益性を高めることで持続的な成長を実現していきます。
これまでの「アプリケーション主体」の開発形態から一歩進め、今後は「フレームワーク主体・モデル主体」の開発体制へと移行します。アルゴリズムやモデルのコア技術を重点的に開発し、それを広範な領域に応用できる仕組みへと発展させることで、より強い技術基盤を確立していきます。
同時に、クラウド環境のセキュリティやシステム基盤を強化するための設備投資を進めます。堅牢で信頼性の高い環境のもとで研究開発を行うことで、外部へのサービス提供もより安全で安定的に行えるようになります。これに伴い、人材の配置も見直し、技術の核となる部分にリソースを集中させ、効率的かつ持続可能な組織運営を目指します。
さらに、私たちはロボティクスの活用を通じて、より幅広い社会課題に応える体制を整えます。生成AIや量子技術とロボットを組み合わせることで、高齢化社会への支援、教育現場でのサポート、産業現場での効率化など、幅広い分野で社会を支える高品質な組織へと進化していきます。
「小さくても強い組織」として、技術革新と収益化の両立を追求し、生成AI、量子コンピュータ、ロボティクスを中核に据えた新しい世代の研究開発と事業展開を着実に進めてまいります。