弊社では、最近生成AIに対する取り組みや要望が高まっています。
実際にChatGPTなどの文章生成AI、そしてステーブルディフュージョンのような画像生成AIが世間でとても流行しています。これらの機械学習用のモデルは単に流行っていると言うだけではなく、実際に業務で利用することができ、コスト削減や新しい新規事業創出など大きな影響を与えています。実際、私たちはこれらの流れを無視することができず、これらにうまく対応することによって、事業の方向性を決めることができます。
ブルーキャットでは、量子コンピュータと並行してこれらの生成AIの取り組みを同時に進めており、量子コンピュータークラウドシステムなど自社のサービスへの取り組みを進めています。今回いくつか弊社の取り組みを紹介させていただきたいと思います。
1つ目はブルーキャットの量子コンピュータ機械学習クラウドにおけるChatGPTの実装です。昨今では、量子コンピューティングの教育や人材育成が盛んとなっていますが、これらにChatGPTのボタンを設置いたしました。弊社のブルーキャットクラウドは、現在企業向けの有料版を提供していますが、Pythonと呼ばれるプログラミング言語を使い、量子コンピュータの定式化やプログラミングを行う、このような人材育成の取り組みは、企業にとって容易ではありません。そのため、「量子テレポーテーションの量子回路を書いて」とか、「巡回セールスマン問題のQUBOを定式化して」などの命令により、そのことを直接実行できる形でプログラムを書いてくれます。また、書いたコードに対して、「今書いたことの説明をして」と言うと内容を説明してくれます。このように、初心者にとっても非常に使いやすいインターフェイスとなっています。
次の取り組みは、生成AIと量子機械学習を利用した広告収益改善プラットフォームです。2016年ごろから取り組んでいる取り組みで、以前D-Waveのカンファレンスでも話題でした。これらは、昨今の文章生成AIや画像生成AIで作成したコンテンツは良いのか悪いのかの判断をするのが難しいものとなっています。ブルーキャット社が提供しているアプリケーションでは、これら生成した画像や文章を実際の広告やSNSなどの露出を通じて効果測定を行い、可視化し、その評価をすることによってより良い生成AIを活用できる循環を回すことができます。広告とか製品開発を自動で行ってくれます。多くの企業から支持され、大変人気なコンテンツとなってます。
3つ目は純粋な広告の活用です。2023年4月には渋谷WeWorkにおける夏祭りイベントにおいて弊社の生成AIを活用した画像生成により花火の画像を、協賛させていただきまして、大変ご評価をいただき、集客、そして場の盛り上げに役立っております。これまで、このような画像や広告などを掲載する際には、非常に大きな手間がかかっていましたが、生成AIを活用することにより手軽に盛り上げ集客をすることができます。実際、弊社の様々なイベントに置いて文章生成AIや画像生成AIを利用し、SNSなどを通じて安価に多くの集客を実現しております。
最後に研究委託に関しましては、量子技術を既存のニューラルネットワークに活用することにより、従来の画像認識などで使えるCNNや時系列などで使われるRNNのほかトランスフォーマー やBERTなどのパラメータが多く重たいモデルにおいても、モデルやネットワークに適応した幅広い分野において、性能向上を行う研究委託においても人気があります。
こうした最新技術に関して、企業として取り組むことにより企業の競争力を維持し、新規事業や技術発展に貢献することができます。弊社としましても、こうした生成AIの流れは大きく、企業として取り組むべき課題もしくはテーマであると考えており、企業としての中長期計画に盛り込むことにより大きく成長することができると思っておりますし、実際そのように活動されている企業が多くあります。
従来手法と量子コンピューティングの活用を合わせることにより、企業の成長や事業計画等に良い影響与えると言うことを認識いただき、取り組みを期待しております。