建築学科出身で、最終的にはITに進んでしまったので自分で事務所を立ち上げるには至りませんでしたが、確認申請は姉歯先生事件の直後第一号の申請を担当したので、かなり苦労をしました。
さて今回そのような読みづらい建築関連の法令(別に建築に限る必要はないですが)を定期的に見直しながら、役所とのやりとりでの細かい調整などを毎回こなしているような建築の皆様と一緒に、法令を聞けるLLMを作り始めました。
用途をかなり限定すれば使いやすいと思います。結構細かいやり取りを中心に知識を植え付けていけば使えるのではないでしょうか。
今回はこのシステムのためにかなりシステム全体を簡略化して、データの入力などに集中できるようにしました。
また、メリットとして、
・外部APIのようにいきなりの仕様変更がないため、LLMのバージョンを固定して長い期間使える。
・毎年の改定のような法令に関して追加学習やベクトル検索できめ細かい対応が必要。
・関連法令を追加できる。
・ベクトル検索自体や数理モデル自体もいじれるのでさらに細かいチューニングが可能。