こんにちは、blueqat社では量子コンピュータ分野のアプリケーション開発としてしばらく機械学習を重視してきました。また、D-Wave登場時からボルツマンマシンなどの生成系機械学習アルゴリズムを開発しており、量子ゲート方式などでもQCBMと呼ばれる生成系AI技術をお客様に提供し続けてきました。
また、近年ではNVIDIA社製のGPUを利用した2種類の量子コンピュータシミュレータ、cuStateVecとcuTensorNetを搭載したcuQuantumの利用を促進し、GPU利用環境を大幅に整え、多くのクライアント様にご利用いただいております。
量子コンピュータを利用した基礎研究はNISQからFTQC(誤り訂正付き量子コンピュータ)に移ってきており、基礎研究として10年20年というスパンでQPE(量子位相推定)などのFTQC向けアルゴリズムの地道な利用を継続する一方で、3年5年スパンでの量子技術への投資を企業としてきちんと回収していただくための技術を日々開発しております。
また、一方で量子アニーリングや擬似量子のような最適化技術もそこそこの問題を解くことができるものの、事業での回収を十分に満たすほどには利用することができておりません。
blueqat社ではこのような開発環境において、
1、量子を利用した量子生成AIアルゴリズムなどの開発。特にGAN/VAE/拡散モデルなどの量子向け生成モデル。
2、量子技術を応用した古典深層学習アルゴリズムのパフォーマンス改善。CNN/RNN/Transformerなどの古典むけ深層学習モデル。
の開発を量子コンピュータおよびGPUのハイブリッド環境において強化しております。すでに数年前より量子生成AIの提供をしており、また昨年より量子技術を応用した古典深層学習の改善を提供しております。また、もちろん将来的な量子回路を利用した変分量子機械学習の提供も継続しております。
量子コンピュータの開発だけで閉じるような状況ではなく、最新技術はより他分野の最新技術を導入することにより成り立っています!ぜひみんなで頑張りましょう!