結構AIが仕事へ奪うと言うと笑われます。まだ大丈夫でしょうとか、そんなにクオリティーも高くないからですよーとか、自分の仕事はAIにはできませんよ、とか言う感じの意見が非常に多いです。確かに自分たちの仕事のクオリティーと言うのに自負を持っている人たちは、そう簡単にAIに奪われる事はないと考えているかもしれませんが、自分自身この15年会社を1から立ち上げて経営してきて思うのは、そうした環境の変化にはついていけている人はほとんどいないと言うことです。実際収入面で非常に困ったことになると言う人も多いと思いますが、そうなったときに、日本人は諦めをするのが一般的で、そうしたものを非常に多く見てきました。
人は苦労すると、ちょっとずつ茹で蛙のように苦労を背負いながら、あまり方向性を変えずに我慢をして生活をします。出費を抑えれば良いとか、無駄を抑えれば良いと言う形になってどんどん節約の方向に進んでいます。貧すれば鈍すると言いますが、そうした蛙のようにちょっとずつ環境に妥協しながら、だんだんと変化ができないほどに追い詰められていきます。あのとき、こうすればよかったなどと言うのは追い詰められてきた後にはどうにもならない事は、起業して一度は会社が追い詰められた人からしたら、まぁなるべく経験がしたくないことだと思います。
最近の生成AIの発展に関しては非常に大きな影響仕事に与えると考えています。コンピューターや人工知能が出てくれば人間の生活が楽になると考えていましたが、実際に一瞬はそうかもしれません。しかし、ビジネスは絶対的な仕事の価値観ではなく相対的な価値観で成り立っています。つまり自分が楽ができそうと思っていても他人が先に楽をできてしまうと自分が楽をすることができません。 他人が良い思いをしているのを見て、ここで自分は我慢しなくてはいけないというのが実際です。そうした立場の違いと言うのは、こうやって節目節目のタイミングで新しい知見を持ってそれに追従できるかどうか、一つ一つの選択肢の選び方によって変わってくると思います。
自分自身小さな会社を経営していますが、正直大企業は非常に良いなと感じています。こうした大きな流れに追従するような余裕もありますし、多くの人が安全な生活をできています。AIの発展に関しても、大企業は非常に敏感で、そうした追従が非常に重要であると考えていますし、そうやって、大企業はこれまで外注などを通じて自分たちの仕事を外に出していました。生成AIのタイミングで外に出す必要もなくなり、内部で生成AIを使ってこれまで外に出していた仕事をすることによって、よりコストを削減し、高速化できることによって利益を増やす ことができるようになりました。確かに仕事内容はつまらないものもあるかもしれませんが、こうした節目で1番利益を被るのは大企業かもしれません。
さらに突き詰めていくと、私たちが小さな会社は、こうした生成AIによる恩恵を受ける以上に不利益の方が大きいかもしれません。これまで大企業が判断に迷っていたようなものが、私たちのような小さな会社がおこぼれにあずかって、運営していたものが受けることができなくなると言う可能性が大きいです。また、一方、こうした生成AIなどの利用をうまくすることにより、小さな会社によってもチャンスと捉えることができますが、それに乗れるのは非常に少ない人数の限られると思います。
2022年からスタートしているこうした生成AIの流れと言うのはノンストップです。生成AIで代わりができてしまう職業はどんどん貧しくなっていくと考えられます。また配送、自動化運転、その他多くの自動化プロセスが進んでいます。これまではアプリケーションで解決できる分野が自動化されてきましたが、今後はハードウェアの発達とともに様々な分野で自動化プロセスが進み、人間の仕事がなくなってくると思います。また、大方の予想に反し、生成AIと呼ばれる人間のクリエイティブな部分を先に機械学習ができるようになってきました。自分自身は建築やデザインといったクリエイティブな分野から来ました。学生時代は模型を作ったり絵を描いたり、当時はまだPCによるCADがなかったので、図面を手作業で作っていました。最初に就職したのは、建築設計事務所(隈研吾建築都市設計事務所)で建築のデザインをしたり、図面を書いたり、実際に現場に赴いて管理をしていたりしました。こうしたクリエイティブの業界からスタートした仕事ですが、現在はアルゴリズム中心に作業しています。まさかこんな生成AIと言われるクリエイティブにきちっとコミットできるような技術が登場するなどと言うのは全く予想していませんでした。2023年現在多くの事業化に関わる作業が自動化され始めていますし、これまでとは全然インターフェイスも異なっています。そもそもスマートフォンなどの 登場により多くの事業がなくなったと思います。 このブログも音声認識による声で書いています。いちいち手で打つ必要ないので、非常に高速にたくさんの文章を書くことができるになってきました。生成AIだけでなく、こうしたインターフェイスの改善により音声認識システム動画、最近では歌もボカロよりも人間に近いようなよりリアルな歌手も出てきています。こうした生成AIやインターフェースの改善によりクリエイティブは劇的に改善されています。
自分自身クリエイティブでやっていた時に独立して1番驚いたのは多くの売り上げに関してはクリエイティブが効かないと言うことです。評価する側ユーザがクリエイティブを評価しない限りは、こうしたクリエイティブは多くの売り上げや利益に貢献しないというのが実感でした。もちろん一通り揃っていれば、その上にさらにクリエイティブをつけることにより付加価値をつけ、さらに値段を上げることができますか。基本的には一般的なユーザはコストを中心に動きます。 生成AIや機械学習による自動化は主にコストの削減に大きくきいてきます。特に人間のコストが1番高い上、あまり人間は言うことをあまり聞きません。言う事は聞くし、体力に限界はないし、コストも安いと言うAIが人間の代わりに仕事を奪っていくのは必然だと思います。
最近は自分でも生成AI画像をよく作ります。自分が書くよりもはるかに早くかくことができます。多くのクリエイターは生成AIのディテールが良くないといますが、ディテールの評価はその主観によって変わってきますし、確かに一部の非常にディテールが良いクリエイターは残るかもしれませんが、多くのクリエイターはこうした生成AIにとって変わって負けてしまうというのが、実際に多くのSNSなどで見られています。もはや瞬間的に絵を描くような生成AIに立ち向かうのは非常に困難だと考えています。また文章に関しても、一瞬で多くの文章を書いてしまうと言うことで、 でもまた立ち向かうのは無理であるかと思います。確かに一部の優秀なクリエイターは残るかもしれませんが、裾野が一切なくなってしまった、裾野が焼け野原になってしまった業界はいかに優秀な人がいたとしても、その足元を支える層がいない限りはそのうちなくなると思います。多くの業界はピラミッドで成り立っているがために裾野がなくなってしまうと、その業界は成り立ちません。一部の優秀な人はそういったピラミッドの上に成り立っているからこそ生活が成り立つのであり、そこだけ残ってもそのうち業界はなくなってしまいます。
冷静に考えて生成AIが本格的に浸透し始めてどれくらい時間が経っているでしょう。現在まだ1年足らずです。その中で劇的にクオリティーが高まっています。まだまだ1年でこれですから今後何年間も進めていくととんでもないクオリティーになります。そしてこのAIの効果を次に生かしたいと言うことで、様々な自動化にハードウェアのコストを重ねたとしても行っていて、利益を取りたいと考える人は山ほどいるでしょう。例えば自動車自動運転に関しても、そんなものは法律的に無理だと考えても、実際最近実現された電動キックボードの法改正などを見ても、お金や既得権益で状況が簡単に動いてしまうことがよくわかると思います。いくら私たちが嫌がろうとイノベーションだとか効率化だとか既得権益だとかと言う流れで簡単に法改正され、私たちの不利益だとしても一部の方々の利益のための世の中になっています。
私たちが1つ採用で止めたのはプログラマです。ChatGPTやそれに付随する言語モデルはプログラミングをよくやります。私たちはSDKと呼ばれるソフトウェア開発キットを量子コンピュータ向けに提供していましたが、それもやめました。理由はシンプルでAIでできてしまうからです。できないと言う人もいますが、今後はどんどんクオリティーが上がり、人間がプログラムをするというのが時代遅れの時代が来るかもしれません。私たちはそれをなりわいにしていましたが、最初にChatGPTで量子プログラミングが実行されたのを見て、即座に判断し、社内ではそうしたプログラミングの作業を全てストップし、社内のエンジニアは別の領域をするように方針転換をしました。
そうした方針転換は会社にとっては非常に急激な変化のため多くの痛みを伴います。こうした痛みが嫌な企業はゆっくりと変化すると言うものを戦略としてとるべきかもしれません。ゆっくりとした変化に関しても、途中で変化の方向を変更したりと多くの企業が企業変革をDXを含めたAIなどでも行っていると思います。できるだけ早く変化をすることにより変化をすることが決まっている場合には、人材育成やシステム開発の面においてもあとあと柔軟な対応が取れるようになります。すべての企業が競争力を持ってしまった後に自社が変革しようとしてもそれはうまくいかないと思います。
弊社では、そうしたSDKの開発から急激に生成AIを利用した新しいビジネスモデルのほうに切り替えを行っています。 今のところそれがうまくいってると思いますし、何よりも将来的に不安が減るというのが重要です。常に生成AIで自分たちのビジネスがどのように影響されてしまうかと言うのを心配しながら、仕事をするのは大きなハンディを背負いながら仕事をしてるのと全く同じです。そうしたAIに迎合し、私たちの仕事や日々の仕事に不安を持たずに生活していけると言うのは、クオリティーオブライフにとっても非常に重要です。日常生活や常に不安を持ちながら生活したい人はあまりいないと思います。これから生成AIがどのように私たちの仕事を奪っていくのか、また日本国内で制限をしたとしても、全世界的にそうした生成AIが仕事を奪うと言う事実から、外来的にサービスが入ってしまったために、結局全てを失ってしまうと言うことも多くあると思います。 弊社では生成AIが多くの仕事を奪うということを前提として、新しいビジネスモデルを作っています。 そうすることにより多くの利益を生むことができ、不安のない生活ができると考えています。
現時点でわかっているのはまず生成AIが登場することでうばわれる仕事をリストアップすることです。特に自分たちが関わっている分野において、今後重要性が低くなってしまうと言うことを、現場の自分たちのポジショントークではなく、客観視することによって分析をする必要があります。人間はどうしても自分が今やっている仕事、そしてこれまで積み上げてきた過去を否定して生活するのは困難です。 量子コンピュータ業界においても、自分自身が積み上げてきたものが崩れないように気をつけている人たちが非常に多いです。そうしたものは自分自身のプライドと対応しており、なかなか手放すことができません。しかし世の中は冷酷なものです。そうしたプライドなどは、他人から考えたらどうでもいいものです。資本主義の世の中では効率性が重視され、利用者の利便性のために多くのプライドやこだわりは何もなかったかのようにして駆逐されます。こうしたものを助長するのが生成AIを 利用した新しい流れでしょう。自分自身がどうしたいかと言うのも重要ですかそういったものは今後大きなビジネスの種にはなりません。そうしたものは個人の趣味嗜好の範囲内で行われるようなものになってきて、実際のビジネスではより生成AIを活用したドライな効率化を実現する。非常につまらない世界になっていくと考えます。
こうしたつまらないと思うような流れを面白いと思う人たちも結構いると思います。そうしたドライの人たちがこうした生成AIを使ったドライな世界を作ることにより、多くの利益を、そしてそれを個人の趣味嗜好の範囲内に活用することにより、うるおいに満ちた生活を実現しようと言う新しい人生の過ごし方を実現しようとする人が多くなると思います。 ほとんどの仕事が自動化されてしまったら、私たちは何をすれば良いのでしょうかそれが見えてくるのか、今後3年5年になると思います。自分自身は研究論文も書きますが、こうした教育や研究は多くAIに取られると考えます。そうしたものは人間の独自の発展性や思考によるものだから、AIなんかにはできないと考えている人が1番危ないと思います。僕自身はそうしたAIに取られると言うことを前提として、生きるようなビジネスモデルを構築し、機械学習と量子計算を組み合わせて、新しい時代を作ることが 1つの解決策だと思い、営業を行っていきたいと考えます。