今回はちょっとした技術メモです。
プラレールが衝突しないように最適化をしていました。
以前、プラレールの位置検出にカメラ認識を使っていましたが、思い切ってRFIDに変更してみたところ、予想以上に安定して位置が取れるようになったので報告します。
正直なところ、AIは「こうすればいい」と提案するのは得意ですが、実際に手を動かして動かすのは人間の仕事。
今回のような「地味だけど効く」改良こそ、手を動かしているエンジニアの本領発揮だなと感じました。
なぜRFIDに?
カメラ認識の良さもありますが、下記のような課題がありました:
- 認識精度が環境光に左右される
- 初期設定の調整が面倒
- 画像処理にやや重い処理が必要
そこで、読み取り位置を特定のポイントに限定できるRFIDの導入を検討。
複数のRFIDタグをレールに配置し、読み取りタイミングで位置を特定する方式にしました。
思ったより「うまくいった」
タグの認識率が非常に高く、動体でもほぼ確実に読み取り可能
電車のUIDごとに列車を特定できるため、複数車両の管理が容易
配線もシンプル、再現性も高く、設計がすっきりしました
センサーと制御はセット
ポイント切り替えはサーボモーターのまま、センサーをポイントの手間につけることで、通過したら制御とできて楽に。
このままraspberry pi でも最適化計算できてしまいそうです。
いい感じにできました。今後の展示会はRFIDで。