ブルーキャット社では、最近量子コンピューティングとAI向けのGPUシステムのハイブリッドに注力しています。それぞれの強みを生かして運用していくことが今後も企業の収益化に貢献できると考えており、特にGPUシステムから順番にクラスタを組んで運用しています。昨年よりこうしたサーバールームの運用してきましたが、夏になって排熱や音の問題が出てきているため、こうした課題を解決するための根本的な解決方法を探しています。
そんな中で既存のサーバールームが複層階の大型建物が中心となっているため、水冷システムを使うことによる水漏れの懸念があり、 導入が難しいと言う事情があるようです。弊社でもこうしたhigh-performanceコンピューティングのGPUの取り扱い等に関して、重量物や電力割り当て、そして熱や騒音問題と言う観点で、サーバーラックの選定や運用方法を日々模索しております。
今回、取引先とご一緒に大阪の篠原電機様に訪問させていただき大きな進捗を得られたと感じています。我々が今後目指すべきhigh-performanceコンピューティングに関しては、設置面積の効率化、電力の効率化、空調の簡略化、そして安全性においてhigh-performanceコンピューティングの新しい設置方法模索していきたいと考えています。当面はコンテナなどの機密性の高いシステムを使いながら平屋建てで効率的に運用していきたいと考えています。地方の雇用創出、そしてIT化、DX化を踏まえた上で地方への設置可能なモデルを構築し始めています。
現在、量子コンピューティングに利用されるシミュレーションとしてのNVIDIA cuQuantumを利用したGPUの開発に関しては、GPUコンピューティングを利用することが必須となってきており、計算負荷がとても高いことにより、よりhigh-performanceなものする必要があります。また弊社の量子GPUハイブリットシステムの売り上げも順調に推移しており、お客様の問い合わせも増えています。量子コンピューティングを学ぶだけでなく、同時に生成AIなどのAIのシステムも構築することができるため、柔軟に企業の課題解決を行うことができます。こうした大型のhigh-performanceコンピューティングは、通常スパコンなどでは土地を固定しスケーラブルなものは想定されてませんが、弊社の場合事業化を進める上でスケーラブルな構成にする必要があります。
既存弊社で所有しているGPUのHPCシステムに関しては空冷システムとなっていますので、これらを効率的に熱や音の問題を解決するためにはラック内部で冷却させるリアドア方式の採用を進めたいと考えています。また、弊社ベンチャー企業なので積極的に新技術を採用するため、PCの冷却において効率的であると考えられるコールドプレス方式を採用し、今後は水冷の効率的なシステムを考えていきたいと考えています。今後既存のGPUシステムに加えて、現在開発中の小型半導体量子コンピュータシステムを導入するにあたって、未来の姿を構築していきたいと思います。
自分自身もともと建築学科で構造と設備を学んで参りました。こうしたソフトウェアのビジネスを拡張するには、ハードウェアの拡張も考える必要が出てきました。 まだ世の中には量子コンピューティングとGPUを効率的に接続するようなシステムはありません。こうしたものを効率的に利用することによってより大規模で効率的なシステムで、大きな社会問題を解くことができ、より他社に対して差別化を図り、収益化にも貢献できると考えています。
こうしたシステムを既存のサーバーのクラウドシステムやパブリッククラウドを使って構築しようとすると、膨大なコストがかかりますが、垂直型の運用によって低価格で効率的に企業がhigh-performanceコンピューティングを運用できるようにしたいと考えています。ぜひ興味ある企業様がいらっしゃいましたら、地方マイクロデータセンターに関してもできればと思います。弊社の開発してる半導体型量子コンピューターは、既存の量子コンピューターとは異なり冷却温度などで優位性があり小型化に関しても非常に優位性があると考えています。こうした半導体を利用した量子コンピューターは今後データセンターへの導入が大型の量子コンピューターよりも簡単になることにより導入も拡大されると予想されますので、GPUとのハイブリッドシステムもぜひ新時代の量子コンピューティングでこうしたハードウェア面での取り組みに関しては興味を持っていただき、ビジネスチャンスとして捉えていただければいいかなと思います。以上です。