こんにちは、日ごろtwitterを見るのですが、量子コンピュータがよくわからないという方のために、簡単にまとめます。
1,川崎のIBMマシンは米国の量子コンピュータ
今回は米国から来たマシンになります。量子コンピュータと呼ばれる類の新しい原理で計算するマシンです。
2,量子ビット数は27
今回はファルコンというチップで27量子ビットマシンです。これは現在出ている超伝導量子コンピュータでは比較的メジャーな量子ビット数の範囲です。
3,方式は量子ゲート方式
量子ゲートと呼ばれる演算を配置してきます。その配置方法にはノウハウが必要で難しいので今回日本に導入され、企業や研究者向けに導入です。
4,プログラミングツールはpython
pythonというプログラミング言語を使ってSDKと呼ばれるツールを使って計算します。いきなり宣伝ですが、IBMの今回の量子コンピュータの使い方、プログラミングのエンジニア向けの本を書いています。ぜひamazonから。
5,計算は早いの?
特定の問題だけ早いです。その他はよくわかってないので全世界で使い方を探しています。
6,なぜ必要なの?
現在のコンピュータの微細化と呼ばれる小さくする技術が限界に来ています。これ以上小さくすると量子力学を利用しなくてはいけなくなるので、それを利用した量子コンピュータが発明され、実用化に向けて順調にロードマップをしいています。
7,勉強したいんだけど?
いろいろな本や、最近では大学での授業や民間の学ぶ場が準備されています。
8,ビットコイン大丈夫?
ビットコインは将来的には影響を受けますが、まだ今のサイズのマシンですと大丈夫です。気になる方は日銀レポートなどを読んでみましょう。
9,まとめ
今回は量子ゲート方式の本命が実機が日本にきました。IBMのマシンは米国、ドイツに続いて3か国目の設置です。楽しみましょう。