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[レビュー] NVIDIA cuQuantumのTNシミュレータ+マルチ基底符号化VQEで1688量子ビット(現在最高5000量子ビット10000ノード)maxcut

Yuichiro Minato

2022/11/05 07:42

どんどんアプリが発達しますね。今回はGPUシミュレーションで量子ゲート計算で5000量子ビットのmaxcutをみてみます。

参考

Variational Quantum Optimization with Multi-Basis Encodings

https://arxiv.org/abs/2106.13304

ではいってみましょう。この論文のポイントはいくつかあります。

1,アルゴリズムはVQE

2,テンソルネットワーク

3,マルチ基底符号化

4,非線形活性化関数

VQE

QAOAは量子回路の深さが深すぎてNISQでは最近イオントラップ以外はVQEへの回帰が始まっています。今回はVQEですね。

テンソルネットワーク

GPUシミュレーションでテンソルネットワークを使っています。グラフ問題のハミルトニアンをMPOとして用意し、時間発展させた量子状態をMPSとして準備して期待値を直接求めます。

image : https://arxiv.org/pdf/2106.13304.pdf

マルチ基底

この論文独特ですね。1量子ビットにグラフ問題の2ノード持たせるためにXとZの両方の軸を使っています。これによって1量子ビットでノードを倍にできて、ハミルトニアンはZZ,XX,XZと接続をかなり工夫しています。

image : https://arxiv.org/pdf/2106.13304.pdf

非活性化関数

これの変分角度を更新するためにtanh(x)をつかっていました。結構珍しい更新方法なので気になります。ちなみに量子回路はRYとCZで構成されていました。

まとめ

結構maxcutという簡単な問題なのでansatzも簡単になっているのかもしれませんが、5000量子ビットの量子ゲート計算ができるというのはかなり夢があります。今度どのくらいのサイズまで行くのか楽しみです。以上です。

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