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[ベンチマーク]53量子ビット組合せ最適化問題、GPUテンソルネットワーク量子ゲート量子コンピュータシミュレータとCPUのベンチマーク

Yuichiro Minato

2023/08/19 09:22

ここでは、量子コンピュータのアプリケーション開発に近年欠かせなくなってきているテンソルネットワークを利用したアプリケーション開発のベンチマークを紹介します。

今回は、53量子ビットのQAOAと呼ばれる組合せ最適化問題を解くための問題のベンチマークです。MAXCUT問題を解いています。

今回実装したのは、

MAXCUT問題

53量子ビット

QAOA

random-3-regularという構造

実装の際に利用したソフトウェアは、

quimb

cotenga

jax

となっています。ソフトウェアが最適化されていない可能性もありますので、今後の量子ゲート型量子コンピュータのソフトウェア開発の参考にしてもらえればと思います。

今回計算を比較したのは、

CPU

GPU

での実装となります。一般的にGPUを利用すると量子コンピュータのシミュレーションは高速になります。cuStateVecを利用した量子コンピュータのシミュレーションでは、明らかに高速になっているのがわかります。CPUとV100GPUで状態ベクトルシミュレータと呼ばれるものを比較した場合、100倍以上の高速化を実現しています。

今回はそれとは異なる次世代型の新しいテンソルネットワークシミュレータのベンチマークをいち早くお届けします。計算結果は、

となりました。確かに多少は速くなっていますが、cuStateVecのような極度の高速化とはいかず、30%程度の高速化となっています。今回はソフトウェアはquimb+cotengra+jaxを利用しました。

また、予備調査でNVIDIA A100 GPU *8枚構成のマルチGPU環境でも同様の計算を行いましたが、あまり実行速度は変わりませんでした。

今後はより量子コンピュータのアプリケーションやシミュレータにGPUを最適化することで高速化が実現できるかもしれません。引き続きcuQuantumを利用するなど、実用的な量子コンピュータのアプリ開発に向けてベンチマークを公開してまいります。

以上です。

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