こんにちは、量子コンピュータも大変なことになってきましたね。これまで評価額450億円程度で75億程度の資金調達をしてきたCQCがハネウェルの量子コンピュータ部門と合併し、メガベンチャーが誕生となりました。
CQCはケンブリッジ大学をスピンアウトしたベンチャー企業で、ソフトウェアを中心に事業を行ってきました。これまで結構事業化には苦労していた印象を受けましたが、ここにきて、米国のハネウェルのイオントラップマシンの部門と合併し、300億円程度を出資し、株式の55%をハネウェルが引き受ける形でのフルスタック型のベンチャー企業として、運用が始まりました。
背景には、SPAC上場を果たし、ソフトバンクのビジョンファンドと組んでハードウェアを展開する同じイオントラップ方式のIonQが600億円のキャッシュを調達し、ハードウェアの開発や販売を加速するのに対抗しての動きがあると思います。
https://blueqat.com/yuichiro_minato2/84bac2b4-c064-4c52-97c4-ccd44efbf553
量子コンピュータ業界は、米国がイオントラップ方式を本格化させてきました。ただ、これで終わりではありませんので、今後登場してくる新しいハードウェアにも注目していきましょう。今回は以上です。