日本人のあまり知らない注目の量子コンピュータベンチャー10選!

日本国内での日本語記事になっていない、日本での報道がないので評価がよくわからないと言うベンチャーも多いと思います。海外の最先端は全く違ったものになってます。業界で最近話題になってる数社を紹介します。


IonQ アイオンキュー

こちらは知ってる人も多いかと思いますが、日本ではあまり馴染みのないイオントラップと呼ばれる新方式の量子コンピュータを開発しています。既にニューヨーク証券取引所に上場しており、海外では大騒ぎに。サムスンやアマゾンやGoogleのVC、ソフトバンクビジョンファンドなどが出資しており、常温で動き、既存の量子コンピュータを超える性能を発揮し話題です。マイクロソフト、アマゾン、グーグルのすべてのクラウドサービスに採用され、売上予測も3倍に伸びるなど今一番注目されているベンチャーです。時価総額2000億円程度。


PsiQuantum プサイクォンタム

イギリス発、米国の光量子コンピュータベンチャーです。ブラックロックなどから時価総額3500億円程度で500億円調達したハードウェアメーカーです。2025年に大型の誤り訂正付き量子コンピュータのリリースを予定しており、急ピッチでの開発のために大幅調達です。アメリカのグローバルファウンダリーズと組んで開発をしています。謎の多い企業でもあります。


Xanadu ザナドゥ

こちらも光量子コンピュータベンチャーです。カナダのトロントに本拠地を置き、最近100億円近くを調達しました。世界で初めて光量子コンピュータのクラウド提供を始めました。X8というチップを搭載した8モードのシステムを提供をしています。光量子コンピュータ以外には量子機械学習向けのツール提供で有名でアマゾン経由で提供されていたりと人気が出ています。ベルギーのimecと提携して開発を進めています。


Honeywell ハネウェル

こちらは大手企業なのですが、最近量子コンピュータ分野を分離し、ベンチャーとして始動、イギリスのCQCというベンチャーと合併し上場を目指すことに。イオントラップという方式を採用し、現在公式に発表されているマシンの中では最高性能の量子ボリュームを持っている世界最高性能の量子コンピュータです。最近、リアルタイム誤り訂正を実機で実現したことでも話題となりました。時価総額や上場計画などはまだ発表されていません。


Quantum Machines クォンタムマシーンズ

イスラエルのベンチャーで最近60億円の調達を果たし、累計で80億円調達しています。量子コンピュータそのものよりも周辺の制御系を作っており、オーケストレーションプラットフォームと呼んでいます。あまり情報がないので謎です。


Equal1 lab イコールワンラブ

アイルランド発のシリコン量子コンピュータベンチャーです。界隈で少し話題です。こちらは小型の量子コンピュータを開発しており、シリコン型の電荷型という既存コンピュータの技術に近いものを開発しています。デスクトップ型やサーバーラック型を開発しています。珍しいので界隈で注目が広がっています。アメリカのグローバルファウンダリーズと組んでチップを発表しています。


Alpine Quantum Technology アルパインクォンタムテクノロジー

オーストリアに本社を持つイオントラップ方式のベンチャーです。インスブルック大学のマシンをビジネス化を進めていて、最近サーバーラック搭載型の常温小型量子コンピュータを発表しています。サーバーラック型はサーバーラック二つ分まで小型化できているようです。


Silicon Quantum Computing シリコンクォンタムコンピューティング

オーストラリアのベンチャーで、量子超越を達成した世界的に有名な超伝導の第一人者がグーグルを辞めて参加したことで話題に。シリコン型のスピン量子ドット型を開発していて、2024年ごろに試作品を完成させると計画しています。


Pasqal パスカル

フランスの冷却原子ベンチャーで1000量子ビットのマシンを出すと告知していて、イオントラップに近いマシンで実用化を目指しています。冷却原子は最近増えており世界でビジネス化が進んでいます。


ColdQuanta コールドクォンタ

こちらはアメリカの冷却原子ベンチャーです。パスカルと同じ冷却原子のハードウェアを作っています。最近はアメリカのプロジェクトではIonQに部品を提供するなど、技術範囲の広いベンチャーです。



まだまだ紹介しきれないですが、世界では確実に量子コンピュータが進んでいます。最先端の現場はワクワクする話題で一杯です。みんな頑張りましょう!

Yuichiro Minato
blueqat CEO/CTO 2015年総務省異能vation最終採択 2017年内閣府ImPACTプロジェクトPM補佐 2019年文科省さきがけ量子情報処理領域アドバイザー
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Yuichiro Minato
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