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開催日時と場所
- 日時: 2024年07月12日(金)10:30 - 17:30
- 場所: 高度計算科学研究支援センター 2F セミナー室(神戸市中央区港島南町7丁目1番28号 計算科学センタービル)
セミナー概要
このセミナーは、量子コンピューティングの基本的概念から始まり、実際のビジネス環境での取り組み事例を解説する内容でした。量子コンピューティングを活用した業務プロセスの最適化や新たなビジネスモデル創出について紹介され、専門家からの実践的なアドバイスやヒントを得ることができるQ&Aセッションも予定されていました。ビジネスの競争力を高め、自社の抱える課題解決の道筋を見つける絶好の機会となりました。
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セミナー当日の体験
今回の開催場所は神戸でしたので、当日の朝、新幹線で新神戸駅へ向かいました。地下鉄に乗り換えて三宮に向かいましたが、少し早く着いたので三宮でランチを取ることにしました。以前、自社のセミナーを三宮で開催した際にはグルメを堪能できなかったので、今回はそのリベンジです。神戸牛を食べたいと思いましたが、値段が高く、お店に入るのが怖かったため、ラーメンを食べることにしました。
その後、三宮から計算科学センター駅へ向かい、セミナー会場に到着しました。当日は長大さんと日本量子コンピューティング協会の高野さんと一緒でした。以前は自分で解説することが多かったのですが、最近では専門家にお任せできるのでとても楽です。
今回はカゴヤ・ジャパンさん主催ということで、データセンター関連の量子コンピューティングの話でした。
けいはんなでデータセンターを運営されています。
セミナー内容
今回のセミナーはカゴヤ・ジャパンさんが主催し、データセンター関連の量子コンピューティングの話が中心でした。けいはんなでデータセンターを運営されているカゴヤ・ジャパンさんの取り組みを紹介し、量子コンピュータが次世代のコンピュータとして期待されていることや、スパコンで解きづらい問題を解決する可能性について話しました。
量子コンピューティングの導入方法としては、以下の2つの軸があります。
- 量子コンピュータそのものをデータセンターに設置する
- 既存のコンピュータで量子コンピューティングを実装する
FTQCの重要性
最近では、誤り訂正機構を搭載した量子コンピュータ(FTQC)の開発が急ピッチで進められています。この分野は業界全体が過渡期にあるため、多くの人がニュースで耳にしたことがあるかもしれませんが、具体的に今後どうなっていくのかを理解するのは難しいかもしれません。セミナーでは、01のデジタルでの汎用的な加算器などの従来の論理回路と、波動を扱う位相計算の組み合わせによる新しいアルゴリズムの探索について解説しました。
複雑な計算への挑戦
これまでのアニーリングやNISQハイブリッドなどの技術もありますが、量子コンピュータにおいて新しい論理計算や位相計算を活用した複雑な計算は長年求められてきた領域です。これにチャレンジすることで、新しい可能性が広がります。
データセンターと量子コンピューティング
最近の機械学習や量子コンピューティングでは、高性能なマシン(HPC)を利用した研究開発が一般企業でも広がっています。しかし、これらのHPCを社内に置くのは大変です。データセンターに適切に配置し、ネットワークやストレージを含めた高度な構成を整えることが求められます。こうした環境を高度に運用するためには、データセンターの利用が不可欠です。
まとめ
これからの高度なAI社会や量子社会に対応するために、HPCや量子コンピューティングの準備を進めることが重要です。このセミナーは、そのための具体的な知識や実践的なアドバイスを得る貴重な機会となりました。