量子コンピュータやアニーラは、誰でも自分のお金で利用し、自由にビジネス展開や宣伝をして良い時代になっています。これまでは、一部の関係者が主導し、契約によって利用者を縛り、新規参入を阻害するような状況がありましたが、その実態が徐々に明らかになってきました。
現在では、AWS、Azure、OQCクラウド、IonQなどを利用すれば、契約に縛られることなく量子コンピュータを活用できます。物言いがつくことがあるかもしれませんが、基本的に自分の資金で利用している以上、誰の許可も必要ありません。また、量子コンピュータは既存のコンピュータよりも必ずしも高速である必要はなく、むしろ新しいアプローチやアルゴリズムの可能性を探るために利用するべきです。
この状況は、ガソリン車より航続距離が短いからといってEVに乗ってはいけないと言われるのと同じようなものです。量子コンピュータを使うか、既存のコンピュータを使うかは、公開されているマシンをどのように活用するかの問題であり、それは個人や企業の自由です。良し悪しは市場が判断するものであり、基礎研究は研究機関が行うべきです。
市場原理を不当に制限する理由はもはやなく、自由な競争の中で技術が進化していくべきです。量子コンピュータも例外ではなく、誰もが利用し、新たなアイデアを生み出すことができる環境を整えることこそが、技術の発展にとって最も重要なのです。
こうした自由な市場での量子コンピュータの利用を推進しなければ、適切な株価にはなりません。市場での量子コンピュータの利用が進むほど、量子コンピュータ関連の企業の業績が改善し、それによって株式市場にとっても健全な成長がもたらされます。