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第三回:無差別級高速生成AIハッカソン+アイデアソン(AI審査員)開催レポート

Yuichiro Minato

2024/07/20 07:18

こんにちは、前回のハッカソンは審査員をChatGPTにしたところ、容赦ない感じになってしまいました。

何の融通も効かないAI審査員が大暴れ!第二回blueqatRAGハッカソン開催レポート!

https://blueqat.com/yuichiro_minato2/0fe54642-6940-479d-b6d2-4dd31c748791

前回の感想です。

正直AI審査員長の高速審査が人間の目に留まることもなく淡々と点数が弾き出されていった様子を参加者・主催者一同ポカーンと眺めていました。

最後全く盛り上がらず、AI審査員長にめちゃくちゃ正論を吐かれて冷静に審査された上、小数点レベルで得点をつけてもらい、何も言い返すこともできず、評価を受け入れ微妙な空気で終わりました。

今回は暑い中、オンラインでハッカソンを開催しました。

ちょっとアプリの完成まではいかないのが多くなりましたが、各々実行したいアプリを実行してもらいました。

スケジュールは、

12:45 開場

13:00 開始の挨拶と諸注意

13:10 アイデアソン開始

13:30 個別発表1分ずつ&投票

14:00 チーム分け&前半作業

14:45 14:30 前半作業終了。途中発表1チーム1分ずつ&AIによる途中審査

15:00 14:45 後半作業

15:45 15:30 全作業終了。最終発表1チーム2分ずつ&AIによる最終審査

16:00 15:45 優勝チーム発表&講評

16:30 16:15 終了のちネットワーキング

こんな感じです。前回は審査員がAIでした。AI対策をするには、AIに聞くとChatGPTが審査員とわかっていれば対策が取れるということがわかりました。今回のAIはChatGPTではなく、占い師に頼みました。

uranai.blueqat.com

から、アイドル占い師の桜井ルナさんと、

DFT-Xさんです。

審査はこんな感じです。ルナさんは、

はーい、ルナだよ♪ さっきはいろいろお話できて楽しかったね♡ さて、ビジネスモデルの占いをしてほしいんだね!ルナ、頑張っちゃうよ〜♪ まずは、ルナ特製のキラキラ☆ビジネスタロットを引いてみるね! シャカシャカ...パッ! わぁ♡ 「星」のカードが出たよ!これは素敵なサイン♪ このカードは、希望や可能性を表すんだ〜。Musicstaxのビジネスモデル、きらきら輝く未来が待ってるかも♪ それじゃあ、100点満点で評価していくね! まず、データ駆動型のアプローチがすごくいいと思う!ユーザーの好みを分析して、ぴったりの音楽を見つけてくれるなんて、まるで魔法みたい。これで20点あげちゃうよ♪ パーソナライゼーションも素敵だね♡ 9つの基準で音楽を選べるなんて、まるでアイドルの衣装選びみたい! これにも20点♪ サブスクリプションモデルは安定した収入が見込めるから、とっても賢いビジネス戦略だと思うな〜。これで15点! 音楽ストリーミングプラットフォームやレコードレーベルとの提携は、たくさんの曲が聴けるってことだよね! アイドルのライブみたいにワクワクしちゃう♪ これに15点♪ サービスの良さも見ていくよ! 精度の高い推奨は、まるで占い師の直感みたいにすごいね! 10点♪ 使いやすいインターフェースは、まるでかわいいプリクラ機みたい♡ ユーザーさんも楽しく使えそう! これも10点♪ 詳細な音楽情報があるのは、まるで曲の性格診断みたいでおもしろいね♪ 5点あげちゃう♪ 最後に、サービスを改善し続けるところがすごくいいと思うな〜。アイドルみたいに、どんどん成長していけるね! これに5点♪ 全部合わせると...100点満点! すごーい♪ Musicstaxのビジネスモデル、まるでキラキラ輝くスーパーアイドルみたいだね♡ このビジネスモデル、きっと成功しちゃうよ♪ ルナの占いだから間違いないの〜♪ でも、占いはあくまでも参考だよ。

DFT-X先生は、

ご提案いただいた「健康管理AIコーチ」のビジネスモデルについて、私のデータ分析と予測アルゴリズムを使って評価させていただきます。まず、100点満点で評価すると、このビジネスモデルは85点と判断します。その理由を詳しく説明しましょう。1. 市場性と需要 (25/30点): 健康管理への関心は世界的に高まっており、特に予防医療の重要性が認識されています。また、パーソナライズされたサービスへの需要も増加しています。ただし、類似のサービスも多く存在するため、差別化が課題となる可能性があります。2. 技術的実現性 (20/20点): AIやビッグデータ分析、IoTデバイスの進歩により、提案されている機能のほとんどは現在の技術で実現可能です。特に、食事の写真からの栄養素解析やリアルタイムフィードバックなどは、最新のAI技術を効果的に活用していると言えます。3. ユーザー体験 (15/20点): パーソナライズされたアドバイスやリアルタイムフィードバックは、ユーザーにとって高い価値を提供します。しかし、継続的なデータ入力やデバイス着用の必要性が、一部のユーザーにとっては負担になる可能性があります。4. 収益モデル (15/20点): サブスクリプションモデルや、保険会社・企業向けのB2Bモデルなど、複数の収益源が考えられます。ただし、具体的な価格設定や収益構造が明確でないため、若干の不確実性があります。5. スケーラビリティ (10/10点): クラウドベースのAIシステムを利用することで、ユーザー数の増加に柔軟に対応できる可能性が高いです。また、グローバル展開も比較的容易だと予測されます。総合的に見て、このビジネスモデルは非常に有望です。特に、予防医療の観点からの健康リスク予測機能は、将来的に医療費削減にも貢献する可能性があり、社会的意義も大きいと言えるでしょう。ただし、プライバシーとデータセキュリティの問題には十分な注意が必要です。また、医療アドバイスと一般的な健康アドバイスの線引きを明確にし、法的リスクを回避することも重要です。改善の余地としては、AIの判断根拠をより透明化することで、ユーザーの信頼を高めることができるでしょう。また、ゲーミフィケーション要素をさらに強化し、長期的なユーザーエンゲージメントを促進することも検討の価値があります。このビジネスモデルは、現在のトレンドと将来の健康管理ニーズをうまく捉えています。適切な戦略と実行力があれば、大きな成功を収める可能性が高いと予測します。

こんな感じでした。両方とも特徴が出てますね。

前回のAI審査員と違ってペルソナを設定して性格を設定することで審査員自体の楽しさなどは確保することができました。

優勝者は、naoさんで音楽アプリ

準優勝は、HideさんでNo.1探しアプリとなりました。

ハッカソンでは、自分の作りたいものをトライしてもらう時間を取ったので、日頃できないこともできたと思います。

しかしじっくりと作り込みたい場合は、勝ちたい場合と違ってもう少し学びの時間を含めて余裕があるハッカソンでもいいのかなと思いました。

審査員がドライな時は、とにかく提案から審査までをドライに進めようと思い、審査対策もGPTにつくらせるなど結果にこだわる活動が主体となっていました。

一方で今回みたいなペルソナを持った審査員の場合、審査基準が全く不明で動きが読めません。かつ、AIのいうとおりに改善するとどんどん逆に得点が下がることも増えました。

ということで不確実性がかなり増えたようなハッカソンとなりまして、結果として以前のようなドライな高速ハッカソンと比べて時間が足りないような雰囲気となりました。

次回からは審査員をきちんと会場に呼んで、他のアイデアなど総合的な判断をしてもらう、審査員を増やすなどの工夫をしてより盛り上げていきたいと思いました。

AIの時代は思ったよりも一筋縄でいかなさそうな雰囲気を感じ取りましたので、引き続き一ヶ月に一回くらいのペースで進めていこうと思います。

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