今回はNVIDIAの高性能量子コンピュータシミュレータのcuQuantumをご紹介します。無料でだれでも利用できますので、NVIDIAのGPUを使っている方はぜひ試してみてください。
中身は日本発となっており数年水面下で開発されていた製品が正式となってプロダクトアウトされているものです。
物語(コメントに本人が降臨)
https://blueqat.com/yuichiro_minato2/f52d49bf-edea-4690-b573-813856c65387
製品URLはこちら
https://developer.nvidia.com/cuquantum-sdk
インストールはcondaから簡単にできますので、すぐ使えます!
conda install -c conda-forge cuquantum-python
https://docs.nvidia.com/cuda/cuquantum/python/README.html#documentation
中身は結構本格的でかつ難しいので、導入支援を行っています。NVIDIAと販売会社のマクニカさんなどとチームタッグでやっていきます。
https://page.blueqat.com/22ssexpo
性能は爆速です。かつ今後マルチGPU対応によってさらに爆速になりますが、ポイントはメモリのバンド幅が大きいため、計算に無理がなく意外と並列性がきいてます。今後登場予定のNVIDIA H100などと組み合わせることでさらに爆速になります。
マクニカさんではNVIDIA DGX SuperPODと呼ばれるスパコンも導入販売されています。実はcuQuantumは世界中のスパコンだけでなく、国内のスパコンにも導入がされています。深層学習でGPU型のスパコンが全国にたくさん導入されたため、それを流用して量子コンピュータシミュレータとして使う例が激増しています。
店頭で手に入るGeforceから本格的なDGXまで導入できますので、ぜひお試しください。
シミュレータには状態ベクトルとテンソルネットワークと二種類あり、
状態ベクトルは量子化学関連、暗号関連にぴったりです。
一方テンソルネットワークは最適化や機械学習に向いてます。
ぜひこの二つの使い分けについても弊社にお問合せください。
以上です!